ブルーベリーの用土を配合する為に、一般的に使用される用土のpH値を測定してみました。
一般的な用土のpHは、赤玉土が5.5~6.5、鹿沼土が4.0~5.0、腐葉土が6.0~7.0、酸度無調整のピートモスが3.8~4.8といわれています。
しかし、実際に測定してみたところ、赤玉土も鹿沼土も腐葉土もpH値はだいたい6.0という結果になりました。
これは、一般的に使用されている用土は、酸性土壌を好むブルーベリーに適していないことを意味します。ブルーベリーを育てるためには、ピートモスを使用したり、硫黄華を施用したりして、用土のpH値を下げる必要があります。
下記に4ヶ月間の測定結果をオリジナル写真満載でまとめています。
使用した土壌酸度計
✔シンワ測定株式会社製:土壌酸度(pH)計A(品番72724)
✔特徴:電池不要、土壌酸度測定範囲pH4.0~pH7.0


園芸本などでいわれている一般的な用土のpH
用土の種類 | 園芸本などでいわれている 一般的な用土のpH |
赤玉土 | 5.5~6.5 |
腐葉土 | 6.0~7.0 |
鹿沼土 | 4.0~5.0 |
無調整のピートモス | 3.8~4.8 |
pHを測定した用土の種類
赤玉土小粒 | ![]() |
腐葉土 | ![]() |
鹿沼土小粒(国華園) | ![]() |
鹿沼土細粒(国華園) | ![]() |
無調整のピートモス | ![]() |
ブルーベリー専用土 | ![]() |
お花の培養土 | ![]() |
バラの培養土 | ![]() |
鹿沼土小粒(コメリ) | ![]() |
pHの測定方法初回
2022年9月上旬
近くの園芸店で購入した各種用土をポットに入れ、十分水を与え30分経った後、酸度計を1分挿してpHを測定した

pHの測定方法4か月後
2023年1月上旬
鉢植えの草木に水を与える時に、上記のポットにも4か月間一緒に水を与えてきて、4か月後に各種用土のポットに十分水を与え30分経った後、酸度計を1分挿してpHを測定した


pHを測定した用土の種類と測定結果のまとめ
測定した用土の種類 | ポットに用土を入れた日のpH | ポットに用土を入れた日から4か月後のpH |
赤玉土小粒 | 6.1 | 6.0 |
腐葉土 | 6.1 | 6.1 |
鹿沼土小粒(国華園) | 6.8 | 6.4 |
鹿沼土細粒(国華園) | 6.3 | 6.0 |
無調整のピートモス | 5.2 | 5.8 |
ブルーベリー専用土 | 5.5 | 6.0 |
お花の培養土 | 6.2 | |
バラの培養土 | 6.3 | |
鹿沼土小粒(コメリ)※ |
6.6 |
※「農家のコンビニ」コメリさんの鹿沼土ならpHが低いのかと期待しましたが、国華園さんの鹿沼土もコメリさんの鹿沼土も赤玉土よりpHは高いです。
結論、鹿沼土のpHが低いなんて鵜吞みしてはいけせんね。