コガネムシ幼虫の被害を防ぐ!ダイアジノン・微生物農薬・水没の効果

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ブルーベリー

ブルーベリーの葉が赤くなり、枯れそうになっていませんか?
もしかすると、コガネムシの幼虫が根を食害しているかもしれません。

ブルーベリーの栽培において、コガネムシの幼虫は最大の天敵です。
成虫は葉や実を食べるだけでなく、土中に潜って大量の卵を産み、幼虫が根を食い荒らすため、気づいたときには幹がグラグラになっていることも。

実際、我が家のブルーベリーでも、1鉢から20匹以上の幼虫が発見されることは珍しくありません。

では、どうすれば被害を防げるのか?
「ダイアジノン」「微生物農薬」「水没駆除」など、実際に試した駆除方法を徹底比較!
✔ ダイアジノン5粒剤は効果があるのか?
✔ 水没は本当に幼虫を駆除できるのか?
✔ 微生物農薬はどれが使いやすい?

本記事では、筆者が実際に行った駆除・対策の結果をオリジナル写真付きで詳しく紹介!
ブルーベリーを健康に育てるために、ぜひ参考にしてください。

  1. ブルーベリーのコガネムシの成虫被害
  2. ブルーベリーのコガネムシ類幼虫の食害の症状
    1. ダイアジノン5粒剤を撒いただけではダメな例
  3. ブルーベリーのコガネムシ類幼虫の駆除
    1. 鉢をひっくり返して幼虫を駆除
    2. コガネムシ類幼虫の水没実験
      1. 水没の効果
    3. ブルーベリーのコガネムシ類幼虫の登録農薬ダイアジノン5粒剤通常用法用量と効果
      1. ダイアジノン5粒剤の用法用量
      2. 10月上旬60リットルの鉢にダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒いた
      3. 60リットルの鉢にダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒いた1か月後の撒いただけではダメな例
    4. コガネムシの幼虫を確実にやっつけるバラ園を参考にしたダイアジノン5粒剤の60リットル鉢・12号鉢・10号鉢への用法用量
      1. コガネムシ類幼虫の疑いがある60リットル鉢(直径50cm深さ40cm)の場合
      2. コガネムシ類幼虫の疑いがある12号鉢(約20リットル)の場合
      3. コガネムシ類幼虫の疑いがある10号鉢(約10リットル)の場合
    5. 微生物農薬
      1. バイオトピア水和剤
      2. ボタニガードES
      3. メタリッチ
        1. Q&A
  4. ブルーベリーのコガネムシ類幼虫駆除のまとめ
    1. コガネムシ類幼虫がいる場合のブルーベリーの症状
    2. コガネムシ類幼虫がいる場合の処置
      1. 鉢をひっくり返して幼虫を駆除
      2. 鉢ごと水没(オススメしない)
      3. 鉢をひっくり返して幼虫を駆除するのが面倒な場合のダイアジノン5粒剤の使い方
      4. ブルーベリーが生きている間に挿し木で子孫を残す
      5. 微生物農薬がオススメ

ブルーベリーのコガネムシの成虫被害

・コガネムシの成虫は葉を食べます

・コガネムシの成虫は実も食べます

コガネムシの成虫は葉を食べますコガネムシの成虫は実も食べます
コガネムシの成虫は葉を食べますし実も食べます

筆者のInstagram「夏コガネムシが沢山襲来したのでダイアジノン粒剤5でブルーベリーのコガネムシ対策」のリールへリンク

ブルーベリーのコガネムシ類幼虫の食害の症状

ダイアジノン5粒剤を撒いただけではダメな例

【被害例1】

10月3日に12号鉢のマルチの上からダイアジノン5粒剤を小さじ1/2杯(約2.5g)撒きましたが

[症状]

・同じ種の他の株が葉焼けしていないのに、葉焼けして葉先がチリチリ

・幹を握って揺らしたらグラグラ

・10月9日にプラ船に12号鉢をひっくり返したらコガネムシの幼虫が19匹いました

・細かい根がありませんでした

同じ種の他の株が葉焼けしていないのに葉焼けして葉先がチリチリ
同じ種の他の株が葉焼けしていないのに葉焼けして葉先がチリチリ
幹を握って揺らしたらグラグラ
幹を握って揺らしたらグラグラ
10月9日にプラ船に12号鉢をひっくり返したらコガネムシの幼虫が19匹いました
10月9日にプラ船に12号鉢をひっくり返したらコガネムシの幼虫が19匹いました
細かい根がありませんでした
細かい根がありませんでした

[処置]

・プラ船に12号鉢をひっくり返してコガネムシの幼虫を駆除して

・根洗をして

・細かい根がないので剪定して植え替えて養生中

細かい根がないので剪定して植え替えて養生中
細かい根がないので剪定して植え替えて養生中

筆者のInstagram「ブルーベリーの葉がチリチリで元気がない|コガネムシ被害?」のリールへリンク

【被害例2】

10月上旬に60リットル鉢のマルチの上からダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒きましたが

10月上旬に60リットル鉢のマルチの上からダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒きましたが
10月上旬に60リットル鉢のマルチの上からダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒きましたが

[11月上旬の症状]
・同じ種の他の株の葉と比べると小さくて、葉に赤い点々がある
・同じ種の他の株の葉がまだ散っていないのに、上部の枝先の葉が散っている
・60リットル鉢をひっくり返して見つかったコガネムシ類幼虫:27匹

元気なオースチンの葉は色むらがなく長さ9cm元気がないオースチンの葉は小さく赤い斑点がありが長さ4.5cm
元気なオースチンの葉と元気がないオースチンの葉
元気なオースチンの枝先には葉がある元気がないオースチンの枝先には葉がない
元気なオースチンの枝先の葉と元気がないオースチンの枝先
合計27匹のコガネムシの幼虫がいた
合計27匹のコガネムシの幼虫がいた

[処置]

・プラ船に60リットル鉢をひっくり返してコガネムシの幼虫を駆除して

・根の奥深くにいるコガネムシの幼虫を洗い出だして

コガネムシの幼虫がまだ潜んでいるかもしれないので、根をバケツの水に5、6時間浸けてこれは後にコガネムシ類幼虫の24時間水没実験で全部生きていたので無駄だということがわかった

・用土を半分戻して、根を戻して、用土を足して、水をたっぷり与えて、幹を揺らしながら用土の空気を抜き、用土がへこんだら用土を足してを繰り返し、用土を整えてマルチをして完了

根の奥深くにいるコガネムシの幼虫を洗い出だして
根の奥深くにいるコガネムシの幼虫を洗い出だして
コガネムシの幼虫がまだ潜んでいるかもしれないので、根をバケツの水に5、6時間浸けて(これは後にコガネムシ類幼虫の24時間水没実験で全部生きていたので無駄だということがわかった
コガネムシの幼虫がまだ潜んでいるかもしれないので根をバケツの水に5、6時間浸けて
用土を半分戻し根を戻し用土を足し用土の空気を抜き用土を整えてマルチをして完了
用土を半分戻し根を戻し用土を足し用土の空気を抜き用土を整えてマルチをして完了

筆者のInstagram「ブルーベリーのコガネムシ症状|絶対コガネムシがいる!確認してみました」のリールへリンク

【被害例3】

10月上旬に60リットル鉢のマルチの上からダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒きましたが

10月上旬に60リットル鉢のマルチの上からダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒きましたが
10月上旬に60リットル鉢のマルチの上からダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒きましたが

[11月上旬の症状]
・同じ種の他の株の葉と比べると小さくて、葉に白い斑点がある
・同じ種の他の株の葉がまだ散っていないのに、上部の枝先の葉が散っている
・60リットル鉢をひっくり返して見つかったコガネムシ類幼虫:14匹

元気なブライトウエルの葉は色むらがなく長さ6cm元気がないブライトウエルの葉は小さく白い斑点がありが長さ3.5cm
元気なブライトウエルの葉と元気がないブライトウエルの葉
元気なブライトウエルの枝先には葉がある元気がないブライトウエルの枝先には葉がない
元気なブライトウエルの枝先の葉と元気がないブライトウエルの枝先
合計14匹のコガネムシの幼虫が見つかった
合計14匹のコガネムシの幼虫がいた

[処置]

・プラ船に60リットル鉢をひっくり返してコガネムシの幼虫を駆除して

・根の奥深くにいるコガネムシの幼虫を洗い出だして

コガネムシの幼虫がまだ潜んでいるかもしれないので、根をバケツの水に5、6時間浸けてこれは後にコガネムシ類幼虫の24時間水没実験で全部生きていたので無駄だということがわかった

・用土を半分戻して、根を戻して、用土を足して、水をたっぷり与えて、幹を揺らしながら用土の空気を抜き、用土がへこんだら用土を足してを繰り返し、用土を整えてマルチをして完了

筆者のInstagram「ブルーベリーのブライトウエルのコガネムシサイン|葉が小さく白い斑点がある!枝先に葉がない!」のリールへリンク

【被害例4】

10月上旬に60リットル鉢のマルチの上からダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒きましたが

10月上旬に60リットル鉢のマルチの上からダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒きましたが
10月上旬に60リットル鉢のマルチの上からダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒きましたが

[11月上旬の症状]
・他の鉢の回りは乾いているのに、いつまでもパウダーブルーの鉢のまわりが湿っている
・60リットル鉢をひっくり返して見つかったコガネムシ類幼虫:13匹

いつまでもパウダーブルーの鉢のまわりが湿っている合計13匹のコガネムシの幼虫が見つかった
いつまでもパウダーブルーの鉢のまわりが湿っている合計13匹のコガネムシの幼虫が見つかった

[処置]

・プラ船に60リットル鉢をひっくり返してコガネムシの幼虫を駆除して

・根の奥深くにいるコガネムシの幼虫を洗い出だして

コガネムシの幼虫がまだ潜んでいるかもしれないので、根をバケツの水に5、6時間浸けてこれは後にコガネムシ類幼虫の24時間水没実験で全部生きていたので無駄だということがわかった

・用土を半分戻して、根を戻して、用土を足して、水をたっぷり与えて、幹を揺らしながら用土の空気を抜き、用土がへこんだら用土を足してを繰り返し、用土を整えてマルチをして完了

【被害例5】

10月上旬に60リットル鉢のマルチの上からダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒きましたが

10月上旬に60リットル鉢のマルチの上からダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒きましたが
10月上旬に60リットル鉢のマルチの上からダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒きましたが

[11月下旬の症状]
・元気だったのにタイタンの葉が急にうどんこ病になった
・うどんこ病ではないが元気ない葉

元気だったのにタイタンの葉が急にうどんこ病になったうどんこ病ではないが元気ない葉
元気だったのにタイタンの葉が急にうどんこ病になったうどんこ病ではないが元気ない葉

筆者のInstagram「ブルーベリーの朝の巡回でタイタンにうどん粉病発見|重曹オイルスプレー散布」のリールへリンク

[処置]

・マルチを取って、深さ20cmくらいの穴を6か所開け

支柱で穴をを開けるとき、根が張っている場所は抵抗がある。
根がコガネムシ類幼虫の食害にあっている場所は、抵抗がなく挿さる。
つまり支柱を10cm間隔で挿して元気な時の抵抗の感触と、食害にあって元気がない時の抵抗のない感触がわかれば、コガネムシ類幼虫の食害がわかる。

・それぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1杯(約5g)与え
・表面にもダイアジノン粒剤5を小さじ1杯(約5g)与え
・穴に用土を入れて
・表面にも用土を薄くまいて
・マルチをして
・その上から水をまいて様子をみることにした

マルチを取って
マルチを取って
深さ20cmくらいの穴を6か所開け
深さ20cmくらいの穴を6か所開け
それぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1杯(約5g)与え表面にもダイアジノン粒剤5を小さじ1杯(約5g)与え
それぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1杯(約5g)与え表面にもダイアジノン粒剤5を小さじ1杯(約5g)与え
穴に用土を入れて表面にも用土を薄くまいて
穴に用土を入れて表面にも用土を薄くまいて
マルチをしてその上から水をまいて様子をみることにした
マルチをしてその上から水をまいて様子をみることにした

筆者のInstagram「60リットル鉢植えブルーベリーのコガネムシ類幼虫対策|バラ園参考ダイアジノン5の用法用量」のリールへリンク

ブルーベリーのコガネムシ類幼虫の駆除

鉢をひっくり返して幼虫を駆除

育てているブルーベリーの鉢が2鉢くらい、または9号鉢以下だったら農薬を使わないで「鉢をひっくり返して幼虫を駆除」するのがオススメの方法。

・鉢をプラ舟にひっくり返して幼虫を駆除し
・根を洗って幼虫を駆除して
・植え替える

筆者のInstagram「ブルーベリーの葉がチリチリで元気がない|コガネムシ被害?」のリールへリンク

コガネムシ類幼虫の水没実験

ブルーベリーの根も呼吸しているので、コガネムシ類幼虫駆除の為に鉢ごと水没させてもせいぜい半日だと思いますが、コガネムシの幼虫7匹を24時間水没させてみました。

24時間後、7匹とも水の底に沈んでましたが、水から出したたん2匹が動き出しました。
そこで全く動かない他の5匹も生きているのかもしれないと思い、土をかけてさらに24時間観察したところ、7匹とも生きていました。よって水没駆除はオススメしません。

コガネムシの幼虫7匹を24時間水没させた水から出したたん2匹が動き出した
コガネムシの幼虫7匹を24時間水没させた水から出したたん2匹が動き出した
土をかけてさらに24時間観察したところ7匹とも生きていた
土をかけてさらに24時間観察したところ7匹とも生きていた

水没の効果

ブルーベリーの根も呼吸しているので、コガネムシ類幼虫駆除の為に鉢ごと水没させてもせいぜい5、6時間だと思います。

コガネムシ類幼虫駆除の為にブルーベリーを鉢ごと5、6時間水没させてもコガネムシ類幼虫は生きているので、水没は効果はありません

筆者のInstagram「鉢植えブルーベリーのコガネムシ類幼虫対策|5~6時間水没は効果あるか?」のリールへリンク

ブルーベリーのコガネムシ類幼虫の登録農薬ダイアジノン5粒剤通常用法用量と効果

ダイアジノン5粒剤は、ブルーベリーのコガネムシ類幼虫に対して農薬登録されています。

ダイアジノン5粒剤の用法用量

10a:6kg = 1㎡:6g => 1㎡で表層10cmとすると100リットル:6g

作物名 適用病害虫名 10a当り使用量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 ダイアジノンを含む農薬の総使用回数
ブルーベリー コガネムシ類幼虫 6kg 収穫14日前まで 2回以内 株元土壌混和 2回以内

株元土壌混和とは、株元の土壌を軽く耕し、農薬を株元の土壌に均一に撒き、土壌を軽く耕して、薬剤と土壌を混ぜ込むことです。

一般的には、コガネムシの成虫が現れる5月と、成虫が卵を産んで幼虫が生まれる9月にダイアジノン5粒剤を撒くと効果があるとされています。撒くだけでは効果は無く土を被せてガスを発生させて地下10cmくらいまでにいるコガネムシの幼虫を駆除します。

10月上旬60リットルの鉢にダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒いた

通常のダイアジノン5粒剤の用法用量だと、100リットル:6gなので、60リットル:3.6gとなりますが

60リットルの鉢にダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒きました

10月上旬に60リットル鉢のマルチの上からダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒きましたが
10月上旬に60リットル鉢のマルチの上からダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒きましたが

60リットルの鉢にダイアジノン5粒剤を小さじ1杯(約5g)撒いた1か月後の撒いただけではダメな例

【撒いただけではダメな例1】

・同じ種の他の株の葉と比べると小さくて、葉に赤い点々がある
・同じ種の他の株の葉がまだ散っていないのに、上部の枝先の葉が散っている
・60リットル鉢をひっくり返して見つかったコガネムシ類幼虫:27匹

元気なオースチンの葉は色むらがなく長さ9cm元気がないオースチンの葉は小さく赤い斑点がありが長さ4.5cm
元気なオースチンの葉と元気がないオースチンの葉
元気なオースチンの枝先には葉がある元気がないオースチンの枝先には葉がない
元気なオースチンの枝先の葉と元気がないオースチンの枝先
合計27匹のコガネムシがいた
合計27匹のコガネムシがいた

筆者のInstagram「ブルーベリーのコガネムシ症状|絶対コガネムシがいる!確認してみました」のリールへリンク

【撒いただけではダメな例2】

・同じ種の他の株の葉と比べると小さくて、葉に白い点々がある
・同じ種の他の株の葉がまだ散っていないのに、上部の枝先の葉が散っている
・60リットル鉢をひっくり返して見つかったコガネムシ類幼虫:14匹

元気なブライトウエルの葉は色むらがなく長さ6cm元気がないブライトウエルの葉は小さく白い斑点がありが長さ3.5cm
元気なブライトウエルの枝先には葉がある元気がないブライトウエルの枝先には葉がない
合計14匹のコガネムシが見つかった

筆者のInstagram「ブルーベリーのブライトウエルのコガネムシサイン|葉が小さく白い斑点がある!枝先に葉がない!」のリールへリンク

【撒いただけではダメな例3】

・他の鉢の回りは乾いているのに、いつまでもパウダーブルーの鉢のまわりが湿っている
・60リットル鉢をひっくり返して見つかったコガネムシ類幼虫:13匹

いつまでもパウダーブルーの鉢のまわりが湿っている合計13匹のコガネムシの幼虫が見つかった
いつまでもパウダーブルーの鉢のまわりが湿っている合計13匹のコガネムシの幼虫が見つかった

【撒いただけではダメな例4】

・元気だったのにタイタンの葉が急にうどんこ病になった
・うどんこ病ではないが元気ない葉

元気だったのにタイタンの葉が急にうどんこ病になったうどんこ病ではないが元気ない葉
元気だったのにタイタンの葉が急にうどんこ病になったうどんこ病ではないが元気ない葉

筆者のInstagram「ブルーベリーの朝の巡回でタイタンにうどん粉病発見|重曹オイルスプレー散布」のリールへリンク

コガネムシの幼虫を確実にやっつけるバラ園を参考にしたダイアジノン5粒剤の60リットル鉢・12号鉢・10号鉢への用法用量

自然環境では、落ち葉は表層にある。その習性で、広い露地植え環境であれば、コガネムシの幼虫類は根を求めて耕してある表層10cmくらいの土中を横に移動していくので、通常の用法用量で良い。

しかし、鉢植えの場合、生存空間が限られているのでコガネムシの幼虫類を鉢底で発見することも多い。では鉢全体にいる幼虫を駆除するにはどうしたら良いか!

筆者勝手理論
地植えで10a単位で薬をまく場合は、隣り合う用土にまいた薬の恩恵も受けている。つまり①②③④の用土は隣り合う⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯の用土にまいた薬の恩恵を受けている。

鉢植えの場合は隣り合う用土にまいた薬の恩恵に預かれないし水やりで流れるので、①②③④の用土に与える薬の量は隣り合う⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯分が無いので⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯の分も足す必要がある。よって通常の用量の4倍必要(16÷4)。さらに深さもあるので倍必要と考えると、最低通常の8倍の量が必要。鉢によって深さ10cmから20cmの穴を開けて均等にあたえる。

・例えば60リットルの通常用量と筆者勝手理論の用量は
通常用量:100リットル:6g=60リットル:3.6g => 筆者勝手理論の用量:3.6g✕8=28.8g
深さ20cmの穴をを6か所開けそれぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1杯(約5g)与えると=>5g✕6=30g

・例えば20リットルの通常用量と筆者勝手理論の用量は
通常用量:100リットル:6g=20リットル:1.2g => 筆者勝手理論の用量1.2g✕8=9.6g
深さ15cmくらいの穴を4か所開けそれぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1/2杯(約2.5g)与えると=>2.5g✕4=10g

・例えば10リットルの通常用量と筆者勝手理論の用量は
通常用量:100リットル:6g=10リットル:0.6g => 筆者勝手理論の用量0.6g✕8=4.8g
深さ10cmくらいの穴を4か所開けそれぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1/4杯(約1.25g)与えると=>1.25g✕4=5.0g

ダイアジノン5粒剤3kgは、ホームセンターや園芸専門店で購入するより下記で購入したほうが安いし届けてくれるのでオススメ!

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コガネムシ類幼虫の疑いがある60リットル鉢(直径50cm深さ40cm)の場合

・マルチを取って、深さ20cmくらいの穴を6か所開け

支柱で穴をを開ける、根が張っている場所は抵抗がある。
根がコガネムシ類幼虫の食害にあっている場所は、抵抗なく挿さる。
つまり支柱を10cm間隔で挿して元気な時の抵抗の感触と、食害にあって元気がない時の抵抗のない感触がわかれば、コガネムシ類幼虫の食害がわかる。

・それぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1杯(約5g)与え
・表面にもダイアジノン粒剤5を小さじ1杯(約5g)与え
・穴に用土を入れて
・表面にも用土を薄くまいて
・マルチをして
・その上から水をまいて様子をみる

マルチを取って
マルチを取って
深さ20cmくらいの穴を6か所開け
深さ20cmくらいの穴を6か所開け
それぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1杯(約5g)与え表面にもダイアジノン粒剤5を小さじ1杯(約5g)与え
それぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1杯(約5g)与え表面にもダイアジノン粒剤5を小さじ1杯(約5g)与え
穴に用土を入れて表面にも用土を薄くまいて
穴に用土を入れて表面にも用土を薄くまいて
マルチをしてその上から水をまいて様子をみることにした
マルチをしてその上から水をまいて様子をみることにした

筆者のInstagram「60リットル鉢植えブルーベリーのコガネムシ類幼虫対策|バラ園参考ダイアジノン5の用法用量」のリールへリンク

コガネムシ類幼虫の疑いがある12号鉢(約20リットル)の場合

・マルチを取って、深さ15cmくらいの穴を4か所開け

支柱で穴をを開ける時、根が張っている場所は抵抗がある。
根がコガネムシ類幼虫の食害にあっている場所は、抵抗なく挿さる。
つまり支柱を10cm間隔で挿して元気な時の抵抗の感触と、食害にあって元気がない時の抵抗のない感触がわかれば、コガネムシ類幼虫の食害がわかる。

・それぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1/2杯(約2.5g)与え
・表面にもダイアジノン粒剤5を小さじ1/2杯(約2.5g)与え
・穴に用土を入れて
・表面にも用土を薄くまいて
・マルチをして
・その上から水をまいて様子をみる

マルチを取って
マルチを取って
深さ15cmくらいの穴を4か所開け
深さ15cmくらいの穴を4か所開け
それぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1/2杯(約2.5g)与え表面にもダイアジノン粒剤5を小さじ1/2杯(約2.5g)与え
それぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1/2杯(約2.5g)与え表面にもダイアジノン粒剤5を小さじ1/2杯(約2.5g)与え
穴に用土を入れて表面にも用土を薄くまいて
穴に用土を入れて表面にも用土を薄くまいて
マルチをしてその上から水をまいて様子をみる
マルチをしてその上から水をまいて様子をみる

筆者のInstagram「10号鉢や12号鉢のブルーベリーのコガネムシ類幼虫対策|バラ園参考ダイアジノン5の用法用量」のリールへリンク

コガネムシ類幼虫の疑いがある10号鉢(約10リットル)の場合

・マルチを取って、深さ10cmくらいの穴を4か所開け

支柱で穴をを開ける時、根が張っている場所は抵抗がある。
根がコガネムシ類幼虫の食害にあっている場所は、抵抗なく挿さる。
つまり支柱を10cm間隔で挿して元気な時の抵抗の感触と、食害にあって元気がない時の抵抗のない感触がわかれば、コガネムシ類幼虫の食害がわかる。

・それぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1/4杯(約1.25g)与え
・表面にもダイアジノン粒剤5を小さじ1/4杯(約1.25g)与え
・穴に用土を入れて
・表面にも用土を薄くまいて
・マルチをして
・その上から水をまいて様子をみる

マルチを取って
マルチを取って
深さ10cmくらいの穴を4か所開け
深さ10cmくらいの穴を4か所開け
それぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1/4杯(約1.25g)与え表面にもダイアジノン粒剤5を小さじ1/4杯(約1.25g)与え
それぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1/4杯(約1.25g)与え表面にもダイアジノン粒剤5を小さじ1/4杯(約1.25g)与え
穴に用土を入れて表面にも用土を薄くまいて
穴に用土を入れて表面にも用土を薄くまいて
マルチをしてその上から水をまいて様子をみる
マルチをしてその上から水をまいて様子をみる

筆者のInstagram「10号鉢や12号鉢のブルーベリーのコガネムシ類幼虫対策|バラ園参考ダイアジノン5の用法用量」のリールへリンク

微生物農薬

・筆者のInstagram「ブルーベリーのコガネムシ幼虫を撃退!化学農薬を使わない方法とは?」のリールへリンク

コガネムシの幼虫(いわゆる「ネキリムシ」や「シロスジカミキリ幼虫」なども含む場合があります)に対する生物農薬は、以下のような種類があります。それぞれの特徴と効果を簡単に説明します。

1.天敵微生物系の生物農薬
(1) 線虫(ネマトーダ)
フェルトニーマ(Heterorhabditis bacteriophora)
土壌中に生息する寄生性線虫で、コガネムシの幼虫に感染し、共生細菌によって殺す。
感染した幼虫は赤く変色し、数日で死亡。
商業製品として流通しており、適切な水分管理が重要。

スチナーネマ(Steinernema spp.)
上記と同様にコガネムシ幼虫をターゲットとするが、H. bacteriophoraと生息環境が異なる場合がある。
一部の種類は低温でも活性を保つため、冷涼地向け。

(2) バチルス菌(Bacillus spp.)
Bacillus thuringiensis(Bt菌, 特にsubsp. galleriae)
Bt菌の中でもgalleriae株が特にコガネムシの幼虫に対して有効。
幼虫が摂取すると腸管で毒素が作用し、摂食活動を停止して死亡。
製品例:「GrubGone!」など(海外で流通、日本では制限あり)。

(3) 糸状菌(真菌類)
メタリジウム菌(Metarhizium anisopliae)
土壌中に散布すると、コガネムシの幼虫に付着・侵入し、内部で増殖して殺す。
高湿度環境で効果を発揮しやすい。
一部の商業製品で利用可能。

ボーベリア菌(Beauveria bassiana)
同じく土壌に生息する糸状菌で、昆虫に感染し殺す。
メタリジウムと似ているが、環境適応性が異なる。

2.天敵昆虫の活用
カブトムシ幼虫(自然抑制)
カブトムシの幼虫は腐植質を好み、コガネムシ幼虫と競合するため、間接的な防除効果が期待できる。
捕食性昆虫(アリや一部のカブトムシ成虫)
特定のアリ(Pheidole spp.)やカブトムシの成虫がコガネムシ幼虫を捕食することが確認されている。

3.その他の生物的防除法
キノコ菌(Entomopathogenic Fungi)との共生植物
例えば、ネペンテス(ウツボカズラ)や一部のキノコが共生する土壌では、コガネムシ幼虫の発生が抑制される報告もある。

4.選択のポイント
家庭菜園や小規模農園なら:「線虫(ネマトーダ)」「Bt菌」が比較的扱いやすい。

有機栽培なら:「メタリジウム菌」「ボーベリア菌」が有望。
土壌条件による影響も考慮(湿度が高いと真菌系、乾燥気味なら線虫系が有利)。

これらを組み合わせて使うことで、コガネムシの幼虫の密度を減らしつつ、環境負荷の少ない防除が可能になります。

バイオトピア水和剤

昆虫病原性線虫であるスタイナーネマ・グラセライがコガネムシの幼虫に寄生し、体内で増殖して駆除する。

ボタニガードES

働き:ボーベリア・バシアーナという昆虫寄生性糸状菌(カビの一種)を有効成分とする微生物農薬。カビが害虫の体表から侵入し、内部で増殖して活動を抑える。
注意点:散布時には、葉裏や害虫の生息部位に十分に薬液が行き渡るよう注意してください。

メタリッチ

・筆者のInstagram「コガネムシ幼虫に悩んでる?年2回のコレで根こそぎ退治!」のリールへリンク

働き:メタリジウム・アニソプリエという昆虫寄生性糸状菌(カビの一種)を有効成分とする微生物農薬。カビが害虫に感染し、体内で増殖して防除する。
注意点:施用後、土壌の深層まで微生物が行き渡るよう、深耕処理を行うことが望ましいとされています。

コガネムシ幼虫のメタリジウム感染
メタリッチ
メタリッチ
Q&A

メタリジウム菌はどうやってコガネムシの幼虫を駆除するの、メタリジウム菌が効果のある虫は?

メタリジウム菌(Metarhizium anisopliae)の作用メカニズムと効果のある害虫

🔬 メタリジウム菌の駆除メカニズム
メタリジウム・アニソプリエは昆虫寄生性糸状菌(カビの一種)であり、土壌に生息する害虫に感染し、駆除する微生物農薬として利用されます。

  1. 接触・付着
    🦠 菌の胞子(分生子)が害虫の体表に付着(特に柔らかい部分、関節部など)
    💦 土壌中の適度な湿度があると、菌が発芽しやすくなる
  2. 侵入
    🔬 菌糸が害虫の体表を貫通し、体内に侵入
    🔺 体表のキチン質を分解する酵素を分泌して外骨格を突破
  3. 体内での増殖
    🦠 害虫の体内で菌糸が増殖し、体液を吸収
    ☠ 害虫の栄養を奪いながら成長し、内臓や筋肉を破壊
  4. 毒素の分泌
    💀 メタリジウム菌は毒素(デストリクチンなど)を分泌し、害虫を麻痺させる
    ❌ 体内の免疫機能を阻害し、最終的に死に至らせる
  5. 二次感染・拡散
    🌱 害虫の死骸の表面に菌糸が広がり、さらに胞子を形成
    🌬 胞子が周囲の土壌に拡散し、次の害虫に感染

🪲 メタリジウム菌が効果のある害虫
メタリジウム・アニソプリエは主に土壌に生息する昆虫の幼虫や成虫に効果的です。

✅ 代表的な対象害虫
コガネムシの幼虫(根を食害) 🪲
ネキリムシ(ヨトウムシの幼虫) 🐛
アリ類(クロアリ、シロアリ) 🐜
カミキリムシ幼虫(根を食害)
センチュウ類の一部
バッタ・イナゴ類甲虫類の幼虫(ゾウムシ、カブトムシなど)

📝 メタリジウム菌の利点
✔ 選択性が高く、特定の害虫にのみ影響(天敵昆虫やミツバチなどへの影響は少ない)
✔ 農薬耐性のある害虫にも有効(化学農薬と異なる作用機序)
✔ 土壌中で長期間生存し、持続的に害虫を抑制

🔔 まとめ
🪲 メタリジウム菌は、コガネムシ幼虫を含む土壌害虫を感染・増殖・毒素作用により駆除する。
🌱 土壌に散布することで、害虫が自然に感染し、持続的な防除効果が期待できる。
🚜 コガネムシ、ネキリムシ、アリ、カミキリムシなどの害虫に有効。

メタリジウム菌を活用すれば、化学農薬に頼らず、環境に優しい害虫防除が可能になります!

コガネムシの成虫が5月中旬より9月下旬までいる?とすると7月中旬と9月中旬にまくのが正しいか?

コガネムシの成虫の活動期間(5月中旬~9月下旬)を考慮すると、幼虫の発生タイミングに合わせて微生物農薬を散布するのが効果的です。

適切な散布タイミング

7月中旬(第1回散布):
コガネムシの成虫が産卵を終え、卵が孵化して1齢幼虫が発生する時期。
幼虫が小さい段階でボタニガードESやメタリッチを散布すると、効果が高い。
1齢幼虫のうちに感染させると、土壌内での増殖が期待できる。

9月中旬(第2回散布):
2齢~3齢幼虫の時期。
成長した幼虫にも一定の効果があるが、1齢幼虫より効果はやや落ちる。
ここで散布することで、翌春の越冬幼虫を減らせる可能性がある。

補足
1回目(7月中旬)の散布が最も重要。
幼虫が小さい段階の方が微生物農薬の効果が発揮されやすいため、7月中旬の散布が特に効果的。

9月中旬の追加散布は、幼虫の駆除の補助として行う。
翌春の発生抑制を狙うなら、5月上旬~5月中旬にも散布を検討するとよい。

正しい散布タイミングの結論
✅ 7月中旬(第1回) → 9月中旬(第2回)
💡 追加対策として、翌春(5月中旬)の散布も考慮。

7月中旬にメタリッチを散布したら、微生物農薬は、9月まで生きているのか?

メタリッチに含まれるメタリジウム菌は、土壌中での生存能力が高く、土壌環境改善効果が持続するとされています。 ​しかし、具体的な生存期間に関する詳細なデータは提供されていません。​

一方、同様の昆虫寄生性糸状菌を利用した他の研究では、散布後35日目で防除効果が低下したとの報告があります。 ​これらの情報から、メタリッチを7月中旬に散布した場合、9月まで効果が持続するかどうかは明確ではありません。​効果の持続期間は、土壌の温度、湿度、pH、有機物の含有量などの環境条件によって大きく影響を受ける可能性があります。​

まとめ:
メタリッチの効果持続期間は、環境条件によって異なる可能性が高いです。
7月中旬に散布した場合、9月まで効果が持続するかは不明確です。
効果を最大限に引き出すためには、製品の使用指針に従い、適切な時期と方法での散布を心掛けることが重要です。

越冬したコガネムシの幼虫がいる可能性がある場合、メタリッチをまくのはいつか?

1.コガネムシ幼虫の生態と防除のポイント
コガネムシの幼虫は 秋に成長し、3齢幼虫の状態で土壌中で越冬 する。
春(3月~5月)に活動を再開し、5月~6月に蛹化 → 成虫へと移行。
このため、幼虫が活動を再開する前の段階でメタリッチを散布すると、菌が幼虫に感染しやすくなる。

2.メタリッチの最適な散布時期
2.1.✅3月~4月(早春)
理由:冬眠から目覚めたコガネムシの幼虫が活発化する前に、メタリジウム菌を土壌に定着させる。
効果:菌が幼虫に寄生し、幼虫の発育を抑え、減少させる可能性が高い。

2.2.✅ 9月~10月(秋の散布)
理由:幼虫が孵化して1~2齢幼虫の時期に散布すると、より効果的に菌が感染する。
効果:小さい幼虫のうちに感染させることで、春に越冬幼虫として残る個体数を減らせる。

3.散布方法と注意点
メタリッチは 土壌に混ぜ込んで定着させる 必要があるため、散布後に 軽く耕す ことで効果を高める。
乾燥に弱いため、散布後に水やりをすると菌の活性が維持しやすい。
有機物が豊富な土壌の方が菌が長く生存しやすいので、堆肥や腐葉土と併用すると定着しやすい。

4.まとめ
春(3~4月) → 越冬したコガネムシ幼虫が活動を始める前に散布
秋(9~10月) → 翌春に向けた予防的散布として
この2回の散布を行うことで、コガネムシの幼虫密度を効率的に抑えることができます。

60ℓ鉢の場合はメタリッチは1回何グラム?

60L鉢の場合、1回あたりのメタリッチの使用量は約12.6g です。
(鉢の直径を40cmと仮定した場合)

使用時には、土壌表面に均等に散布し、軽く混ぜ込むことで効果を最大化できます。

バークチップをマルチとして使っているので、5リットルのくらいの水に入れてジョウロで鉢にまくのはどうか?

メタリッチを5リットルの水に溶かしてジョウロで散布する方法は、バークチップのマルチングを考慮した効果的な施用方法として適しています。以下のポイントを押さえて散布すると、より効果的にメタリジウム菌を鉢内の土壌に定着させることができます。

1.ジョウロでの散布方法
✅ 手順:
5リットルの水に、12.6gのメタリッチをよく混ぜる。
水の量は鉢のサイズによるが、60L鉢なら5Lで十分に浸透する。
ジョウロで鉢の表面全体に均等に散布する。
バークチップの上から散布してもOKだが、できるだけ土壌に直接触れるように散布するのが理想。
バークチップを軽くどかして散布するのも一案。
散布後、軽く水を追加して、菌が土中へ浸透するようにする。

2.この方法のメリット
✅ 菌が土壌全体に行き渡る
 → 土の中に均等に浸透しやすく、菌が根圏周辺に定着しやすい。

✅ バークチップの影響を最小限に抑えられる
 → 乾燥しやすいマルチの影響を受けず、土中にしっかり吸収できる。

✅ 効果の持続性が向上
 → 散布後に湿り気を保つことで、菌の生存期間が延びやすい。

3.追加のポイント
🔹 曇りの日や夕方に散布すると、乾燥を防ぎ菌が活着しやすくなる。
🔹 水のpHが極端に高い(アルカリ性)場合は、菌の活性が低下するため、できるだけ中性の水を使用する。
🔹 化学農薬(殺菌剤)との併用は避ける。特に銅剤やボルドー液は糸状菌を抑制するため、メタリッチの効果を損なう可能性がある。

4.まとめ
💡 メタリッチを5リットルの水に溶かしてジョウロで鉢に散布する方法は有効。
💡 バークチップの影響を最小限にしつつ、菌を土壌に定着させやすい。
💡 散布後は軽く水やりをして、菌が土中にしっかり浸透するようにするとよい。

この方法で実施すれば、コガネムシの幼虫に対する防除効果を最大限に引き出せます!

ブルーベリーや柑橘類栽培で、土壌改良剤として4月と7月と9月にメタリッチを使ったら、JAに出荷できるか?

メタリッチは、片倉コープアグリ株式会社が製造する微生物土壌改良資材で、コガネムシ類の住みにくい土壌環境づくりを目的としています。 ​

土壌改良資材は、肥料取締法の下で取り扱われ、農薬取締法の規制対象外となります。​そのため、メタリッチを適切に使用することで、ブルーベリーや柑橘類の栽培において、JAへの出荷に問題は生じません。​

使用方法のポイント:
施用時期:​4月、7月、9月に施用することで、土壌環境を整え、植物の健全な生育を促進します。​

施用量:​畑作物の場合、100g/㎡を目安に施用し、土壌と混和後に灌水を行います。​

注意事項:​直射日光や高温を避け、冷暗所に保管し、開封後は速やかに使い切ることが推奨されています。​

メタリッチの使用は、土壌の微生物性を改善し、植物の生育に適した環境を作るのに役立ちます。​これにより、ブルーベリーや柑橘類の品質向上が期待でき、JAへの出荷にも良い影響を与えると考えられます。

メタリッチは登録農薬か?

メタリッチは、メタリジウム・アニソプリエという昆虫寄生性糸状菌を含む製品ですが、農薬としての登録はされていません。 ​
そのため、土壌改良資材として販売されています。 ​

一方、メタリジウム菌を有効成分とするパイレーツ粒剤は、ナス、キュウリ、ピーマンのアザミウマ類に対して農薬登録されています。

​まとめ:
メタリッチ:​農薬登録なし(土壌改良資材として販売)​
パイレーツ粒剤:​農薬登録あり(特定作物の害虫防除に使用)

農薬の使用に際しては、登録の有無と適用作物を確認し、適切な製品を選択することが重要です。

ブルーベリーの用土の土壌改良剤として使用している場合は問題なしか?

はい、メタリッチは農薬登録がないため、「農薬」としてではなく**「土壌改良資材」としてブルーベリーの用土に使用する場合は問題にならない可能性が高い」です。

  1. メタリッチの分類
    農薬ではなく土壌改良資材として販売されている。
    土壌微生物の活性を高める目的で使用することができる。
  2. JAへの出荷時の注意点
    ✅ 土壌改良資材としての使用なら問題なし
    ✅ 農薬としての「害虫防除目的での使用」は不可(農薬登録がないため)
    ✅ 念のためJAに確認を推奨(各地域の基準が異なる場合がある)
  3. 具体的な使用方法
    ブルーベリー用土の土壌改良目的で、メタリッチを混ぜる。
    土壌中の微生物バランスを整え、健全な根張りを促すという目的での使用。
    化学農薬との併用は避ける(微生物の活性を阻害する可能性があるため)。
  4. まとめ
    ✔ 土壌改良資材としての使用なら問題なし
    ✔ 農薬として「害虫防除」の目的で使うと出荷時に問題が生じる可能性がある
    ✔ JAに事前確認すると確実

この使い方なら、ブルーベリー栽培において安心してメタリッチを利用できますね!

現在、公式には片倉コープアグリ株式会社のメタリッチはJAで購入するしか方法はない?

メタリッチは、片倉コープアグリ株式会社が製造・販売する微生物土壌改良資材です。​一般的に、最寄りの農協(JA)を通じて購入することが推奨されています。

購入方法の詳細:
JAでの取り扱い:​お近くのJAにお問い合わせいただき、取り寄せが可能か確認してください。​一部地域では取り扱いがない場合もあります。 ​
製品の仕様:​メタリッチは2.5kg×4袋(計10kg)の梱包で販売されています。​バラ売りは行っていないとの情報があります。 ​

価格情報:
2021年4月時点で、10kg(2.5kg×4袋)で6,160円との情報があります。 ​
また、別の情報では、10kgで5,600円(税別)との記載もあります。 ​
価格は地域や時期によって変動する可能性がありますので、正確な価格はJAに直接お問い合わせください。​

注意点:
直射日光や高温を避け、冷暗所に保管してください。​開封後は速やかに使い切ることが推奨されています。 ​
使用前に製品の説明書をよく読み、適切な方法で施用してください。​

以上の情報を参考に、メタリッチの購入をご検討ください。

メタリッチは、バラの20ℓ鉢なら何グラム?

バラの20L鉢の場合、1回あたりのメタリッチの使用量は約7.1g です。

施用時には、土壌表面に均等に散布し、軽く混ぜ込むか、水に溶かしてジョウロで散布すると、より効果的に菌を定着させることができます。

適切な施用方法
✅ 1L~2Lの水に7.1gのメタリッチを溶かす
✅ 鉢の表面全体に均等にジョウロで散布
✅ 施用後に軽く水を追加して菌が土壌に浸透しやすくする(乾燥防止のため)

なぜ1~2Lの水でOKか?
20L鉢はそこまで広範囲ではないため、水の量が多すぎると菌が流れすぎる可能性がある。
1~2Lの水なら、菌を土壌表面にしっかり定着させつつ、過剰な流亡を防げる。
追加のポイント
散布後は土壌が乾燥しすぎないよう注意(特に晴天が続く場合は軽く水やりをして定着を促進)。
バークチップがある場合は、できるだけ土壌に直接触れるように散布するのが理想。
💡 1~2Lの水に溶かしてジョウロで散布する方法は、20L鉢に最適な施用方法といえます!

メタリッチ7gは、計量スプーンでどれくらい?

メタリッチ7gは、小さじ約1.4杯分に相当します。​一般的な計量スプーンでは、小さじ1杯は約5gを測ることができます。​

計算方法:
7g ÷ 5g/小さじ = 1.4小さじ

注意点:
メタリッチの密度や粒子の大きさにより、実際の重量は異なる場合があります。​そのため、正確な計量にはデジタルスケールなどの使用をおすすめします。​

まとめ:
メタリッチ7g ≈ 小さじ1.4杯
正確な計量にはスケールを使用

これらのポイントを参考に、適切な施用量を確保してください。

100平方メートルの畑でメタリッチはどれくらいいる?

100平方メートル(1アール)の畑でのメタリッチの必要量は10kg です。

100平方メートル(1アール)の深さは何センチを想定?

100平方メートル(1アール)におけるメタリッチの施用深さの一般的な想定は 5cm~10cm です。

1.一般的な施用深さの理由
✅ 表層に施用(5cm~10cm)
微生物(土壌菌)の活性を維持するために、酸素が供給されやすい表層 にとどめる。
コガネムシの幼虫は土壌の浅い層(5cm~15cm)にいることが多いため、適した深さ。
メタリジウム菌は有機物とともに定着しやすいため、深すぎると効果が下がる可能性がある。

✅ 深く混ぜ込まない(10cm以上は避ける)
メタリジウム菌は嫌気性ではないため、酸素が少ない深層では生存しにくい。
深すぎると菌が拡散しにくく、害虫との接触率が低下する。

2,施用方法のポイント
💡 施用前に土を軽くほぐしておくと菌が均一に広がりやすい。
💡 耕運機やクワを使い、5~10cmの深さまで軽く混ぜ込むのが理想的。
💡 散布後に灌水すると菌が定着しやすくなる(ただし、水の与えすぎに注意)。

3.まとめ
100平方メートル(1アール)の想定深さは5cm~10cm
菌を活性化させるために表層にとどめるのが効果的
深すぎる施用(10cm以上)は菌の効果を弱める可能性がある
この施用方法で、コガネムシの幼虫防除の効果を最大化できます!

深さ10cmとすると、1アールは何立方メートルか?

はい、深さ10cm(0.1m)とすると、1アール(100平方メートル)の土壌の体積は 10立方メートル(10m³) になります。

10m³で10Kgなら60ℓだったら?

60L(0.06m³)の場合、必要なメタリッチの量は60g です。

施用方法のポイント:
60gを土壌表面に均等に散布し、軽く混ぜ込む
または、水に溶かしてジョウロで散布(3~5Lの水に溶かすとよい)
散布後は軽く水やりをして菌が定着しやすい環境を作る
この量で適切にメタリジウム菌を活用できます!

60ℓ鉢に対して、メタリッチ12.6gと60gどっちが正しい?

12.6g(鉢の土壌表面積に基づく計算)
60g(土壌体積に基づく計算)
どちらも計算方法の違いによるものですが、どちらを採用するかは施用目的に依存します。

1. 12.6g(鉢の土壌表面積ベース)
計算方法:

鉢の直径40cmの表面積(約0.126㎡)× 100g/m²の施用基準
土の表面に散布し、軽く混ぜ込む方法向き
適したケース:

既存の鉢植えでの土壌表面施用
鉢の上層(5~10cm程度)にメタリジウム菌を定着させる目的

2. 60g(土壌体積ベース)
計算方法:

1アール(100m²)× 深さ10cm(10m³)あたり10kg → 1m³あたり1kg
60L(0.06m³)の鉢の場合:1kg/m³ × 0.06m³ = 60g
鉢の土全体に混ぜ込む方法向き
適したケース:

植え替え時など、新しく用土を混ぜ込む場合
コガネムシの幼虫を鉢全体で防除する目的

3.どちらを使うべきか?
植え替え時や新規植栽時 → 60gを鉢の土全体に混ぜ込む
既存の鉢植えでの管理(表層施用) → 12.6gを散布

4.💡 まとめ
土壌の上層(5~10cm)だけに作用させるなら「12.6g」
鉢全体にしっかり定着させたいなら「60g」
植え替え時なら60gを土全体に混ぜるのがベスト!
用途に応じて使い分けるのが最適です!

20ℓ鉢の場合、表面積なら7gで容量全体なら20g?

表面積ベース(直径30cmの鉢) → 約7g
容量全体ベース(鉢の土全体に混ぜる場合) → 20g
💡 使い分けのポイント
✅ 既存の鉢で表面散布 → 約7g(土の表層5~10cmに定着)
✅ 植え替え時や全体に混ぜ込む場合 → 20g(鉢全体に効果を行き渡らせる)

用途に応じて適切な量を施用すると効果的です! ​

コガネムシが卵を産んで孵化する時期を狙って撒くなら、表面積計算で良いと考えられる?

はい、コガネムシの卵が孵化する時期を狙ってメタリッチを撒く場合、 表面積計算で算出した量(例:20L鉢なら約7g)で施用するのが適切 です。

理由
✅ コガネムシの幼虫は孵化直後は表層(5cm~10cm)にいる
→ 幼虫が浅い層にいる段階でメタリジウム菌を定着させることで、高い感染率が期待できる。

✅ 卵を産みつけるのも基本的に土の表層
→ 成虫が産卵する土壌表面にメタリッチを散布しておけば、孵化後すぐに感染しやすい。

✅ 表面施用なら資材を節約でき、無駄がない
→ 鉢の全体に混ぜ込むと菌が深層に広がり、孵化したばかりの幼虫と接触しにくくなる。

適切な施用タイミング
7月中旬~8月上旬(コガネムシが産卵→孵化する時期)
→ 表面に散布し、軽く水をかけて定着させる のが効果的。

9月中旬(孵化後の幼虫が活動を活発化させる時期)
→ 再度表面施用して、菌を追加補充 することで防除効果を維持できる。

結論
✔ 表面積計算で算出した量(例:20L鉢なら7g)を適切な時期に撒けば効果的!
✔ 土壌表層に菌を定着させることで、孵化したばかりの幼虫に効率よく感染させられる。
✔ 7月中旬と9月中旬の2回施用すると、より高い防除効果が期待できる!

この方法なら、最小限のメタリッチで効果的にコガネムシの被害を抑えられます!

越冬したコガネムシの幼虫対策の場合は?

越冬したコガネムシの幼虫を狙う場合は、 容量全体を基準にした施用(鉢の土全体に混ぜ込む) の方が適切 です。

理由
✅ 越冬幼虫は鉢の深い部分(10~20cm以上)にいる
→ 表面だけにメタリッチを撒いても、菌が幼虫と接触しにくく、効果が低下 する可能性がある。

✅ 3齢幼虫は耐久性が高く、菌との接触時間が長いほど効果的
→ 菌を鉢全体に混ぜ込むことで、幼虫が菌に触れる確率が上がる。

✅ 春先(3~4月)の対策が重要
→ 幼虫が活動を開始する前に施用することで、菌が先に土壌に定着し、幼虫を効果的に感染させられる。

適切な施用方法
✔ 容量全体を基準に計算した量(例:20L鉢なら約20g、60L鉢なら約60g)を、土壌全体に混ぜ込む
✔ 植え替え時に用土に混ぜるのが最も効果的(既存の鉢では、割り箸などで軽く土をほぐして混ぜ込む)
✔ 施用後に水を与えて菌を活性化させる(乾燥すると菌が死滅しやすい)

適切な施用タイミング
春(3月~4月)(越冬幼虫が活動を始める前)
→ 鉢全体に混ぜ込んでおくことで、活動開始後すぐに菌と接触しやすくなる。

秋(9月~10月)(翌年の越冬幼虫を減らすため)
→ 孵化したばかりの幼虫を狙って、表面施用を追加する。

結論
✔ 越冬幼虫を狙うなら、鉢全体に混ぜる方法(容量全体ベース)が有効!
✔ 3~4月の施用で、春の活動開始前に菌を定着させる!
✔ 秋(9~10月)に追加散布すると、翌年の越冬幼虫を減らせる!

孵化直後の防除(表面施用)と、越冬幼虫の防除(鉢全体施用)を組み合わせることで、年間を通して効果的にコガネムシ対策ができます!

メタリッチを4月にまいて適切に潅水していたら、何か月生きているか?

メタリッチに含まれるメタリジウム菌は、土壌中での生存能力が高く、適切な環境下で長期間効果を持続します。

施用後の菌の活動期間:
適切な潅水と土壌環境が維持されていれば、数ヶ月間にわたり効果を発揮する可能性があります。

施用時期のポイント:
コガネムシの産卵から約30~40日後に施用するのが効果的とされています。

まとめ:
4月にメタリッチを施用し、適切な潅水を行えば、数ヶ月間効果が持続すると考えられます。
施用時期をコガネムシのライフサイクルに合わせることで、より高い効果が期待できます。

注意点:
土壌の温度や湿度などの環境条件により、菌の活動性が変わる可能性があります。
定期的な土壌の状態チェックと必要に応じた追加施用を検討することが重要です。

これから新規に大苗ブルーベリー10株を60ℓ鉢10鉢に植えた場合、5月中旬から発生するコガネムシの成虫が生む卵から孵化する幼虫対策を考えた場合、何月と何月にメタリッチをまくのがいいか?

新規に60L鉢に大苗ブルーベリーを10株植えた場合のメタリッチ施用スケジュール

目的:
5月中旬以降に発生するコガネムシの成虫が産んだ卵から孵化する幼虫の対策
孵化後の1齢幼虫が土壌表層にいる段階でメタリジウム菌を感染させる

適切なメタリッチの施用時期
✅ 1回目:7月中旬~下旬(最も重要)
コガネムシの成虫が産卵を終え、卵が孵化する時期
幼虫がまだ1齢の小さい段階でメタリッチを土壌表面に散布し、菌に感染させる

✅ 2回目:9月中旬~下旬(補助施用)
2齢~3齢幼虫になり、土壌の深い部分へ潜る前に追加散布
菌の定着を維持し、春までの越冬幼虫を減らす

施用量
表面散布なら 60L鉢 1鉢あたり約12.6g
全体に混ぜ込むなら 60L鉢 1鉢あたり約60g(植え替え時に実施すると効果的)

施用方法
7月中旬・9月中旬の2回、土壌表面にメタリッチを均等に撒く(12.6g/鉢)
撒いた後、1~2Lの水に溶かしてジョウロで散布(菌が土に定着しやすくなる)
乾燥を防ぐために、散布後の数日は適度に潅水する
有機マルチ(バークチップなど)がある場合は、できるだけ土壌に触れるように散布する
9月中旬にも追加散布して、菌の効果を維持する

まとめ
📌 新規植え付け後、メタリッチは
✔ 7月中旬~下旬(最重要)に1回目を撒く
✔ 9月中旬~下旬に追加散布して菌の活性を維持

このスケジュールで、孵化したばかりのコガネムシ幼虫を効果的に防除できます!

コガネムシの成虫の寿命が45日で、卵を産んで孵化するのが2週間だからコガネムシの成虫を見かけた2か月後に撒くという考えか?

はい、その考え方で適切です。

メタリッチ施用の基本戦略
コガネムシのライフサイクルを考えると、

成虫の寿命:約45日
産卵後、約2週間で孵化
これを踏まえて、成虫を見かけた2か月後(約60日後)にメタリッチを撒くことで、孵化したばかりの幼虫に直接効果を発揮できます。

施用時期の根拠
📌 コガネムシの成虫を見かけた時期 → 産卵が始まるサイン 📌 産卵後14日程度で孵化 → 幼虫が土壌表層にいる時期を狙う 📌 約60日後にメタリッチを撒くと、1齢幼虫に感染させやすい

例えば、5月中旬に成虫を見かけた場合
✔ 2か月後(7月中旬) にメタリッチを撒く → 孵化したばかりの1齢幼虫に感染させる
✔ さらに2か月後(9月中旬) に再施用 → 2齢~3齢幼虫にも効果を維持

施用スケジュールのまとめ
成虫を見かけたら、その2か月後に1回目のメタリッチ施用
さらに2か月後に追加散布
これにより、幼虫の活動期を狙って効果的に防除できる
この考え方なら、メタリッチを最も効果的なタイミングで施用できます!

コガネムシの成虫は10月上旬くらいまで見かけるから、9月中旬にもう一度メタリッチを撒けば、効き目が持続するという考えか?

はい、その考え方で適切です!

9月中旬のメタリッチ追加施用の狙い
✅ コガネムシの成虫は10月上旬まで見かけるため、9月中旬の時点で新たな卵が土壌にある可能性が高い
✅ 産卵から約2週間で孵化するため、9月中旬のメタリッチ施用で孵化直後の1齢幼虫に感染させられる
✅ 7月中旬に1回撒いても、菌の効果が薄れる可能性があるため、9月中旬に追加散布すれば持続効果が得られる

施用スケジュールの確認
📌 7月中旬 → 1回目の施用(最初に孵化した幼虫への対策)
📌 9月中旬 → 2回目の施用(後半に孵化した幼虫+菌の効果持続)

これにより、孵化時期がずれる幼虫にも効果を発揮し、年間を通して効率よく防除できます。

まとめ
✔ コガネムシ成虫の活動が10月上旬まで続くため、9月中旬の追加施用が有効!
✔ 7月中旬に撒いた菌の効果を維持しつつ、新たに孵化する幼虫にも対応できる!
✔ 2回の施用(7月+9月)で、より広範囲のコガネムシ幼虫を防除できる!

この方法で、メタリッチの効果を最大限に活かし、コガネムシ幼虫の被害を最小限に抑えられます!

コガネムシのメスは1回何個卵を産む?

コガネムシのメスは1回に10~30個程度の卵を産みます。

🔍 コガネムシの産卵習性
メスは 土の中(5~10cmの深さ) に分散して産卵する。
1匹のメスが生涯に産む卵の総数は50~200個とされる。
産卵回数は 複数回に分けて行うため、1回の産卵では10~30個程度が一般的。
📌 産卵の時期
5月中旬~9月上旬(種類や地域により変動)
気温や湿度が高い時期に活発に産卵
🪲 産卵対策のポイント
✔ 成虫の発生を確認したら、約2か月後に幼虫対策(メタリジウム菌など)を開始
✔ 防虫ネットやマルチングで産卵を防ぐ
✔ 土の表層を頻繁に耕し、産卵された卵を破壊する

この情報を活用して、コガネムシの幼虫被害を最小限に抑えましょう!🌱✨

ブルーベリーのコガネムシ類幼虫駆除のまとめ

コガネムシ類幼虫がいる場合のブルーベリーの症状

コガネムシ類幼虫がいる場合のブルーベリーの症状は、

・同じ種の他の株が葉焼けしていないのに、葉焼けして葉先がチリチリ
・幹を握って揺らしたらグラグラ
・根がコガネムシ類幼虫の食害にあっている場所は、支柱が抵抗なく挿さる
・同じ種の他の株の葉と比べると小さくて、葉に赤い斑点がある
・同じ種の他の株の葉と比べると小さくて、葉に白い斑点がある
・同じ種の他の株の葉がまだ散っていないのに、上部の枝先の葉が散っている
・他の鉢の回りは乾いているのに、いつまでも鉢のまわりが湿っている
・元気だったのに葉が急にうどんこ病になる

コガネムシ類幼虫がいる場合の処置

鉢をひっくり返して幼虫を駆除

育てているブルーベリーの鉢が2鉢くらい、または9号鉢以下だったら農薬を使わないで「鉢をひっくり返して幼虫を駆除」するのがオススメの方法。

・鉢をプラ舟にひっくり返して幼虫を駆除し
・根を洗って幼虫を駆除して
・植え替える

鉢ごと水没(オススメしない)

ブルーベリーの根も呼吸しているので、コガネムシ類幼虫駆除の為に鉢ごと水没させてもせいぜい半日。

しかし、筆者の実験ではコガネムシ類幼虫は24時間水没させても生きていたので鉢ごと水没は効果ない

鉢をひっくり返して幼虫を駆除するのが面倒な場合のダイアジノン5粒剤の使い方

支柱で穴をを開ける時、根が張っている場所は抵抗がある。
根がコガネムシ類幼虫の食害にあっている場所は、抵抗がなく挿さる。
つまり支柱を10cm間隔で挿して元気な時の抵抗の感触と、食害にあって元気がない時の抵抗のない感触がわかれば、コガネムシ類幼虫の食害がわかる。

[10号鉢(10リットル)のダイアジノン粒剤5の用法用量]

・マルチを取って4か所に深さ10cmくらいの穴を開け
・それぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1/4杯(約1.25g)与え
・表面にも小さじ1/4杯(約1.25g)与え
・穴に用土を入れて
・表面にも用土を薄くまいて
・マルチをして
・その上から水をまいて様子をみる

[12号鉢(20リットル)のダイアジノン粒剤5の用法用量]

・マルチを取って4か所に深さ15cmくらいの穴を開け
・それぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1/2杯(約2.5g)与え
・表面にも小さじ1/2杯(約2.5g)与え
・穴に用土を入れて
・表面にも用土を薄くまいて
・マルチをして
・その上から水をまいて様子をみる

[60リットル鉢(直径50cm深さ40cm)のダイアジノン粒剤5の用法用量]

・マルチを取って6か所に深さ20cmくらいの穴を開け
・それぞれの穴にダイアジノン粒剤5を小さじ1杯(約5g)与え
・表面にも小さじ1杯(約5g)与え
・穴に用土を入れて
・表面にも用土を薄くまいて
・マルチをして
・その上から水をまいて様子をみる

ダイアジノン5粒剤3kgは、ホームセンターや園芸専門店で購入するより下記で購入したほうが安いし届けてくれるのでオススメ!

楽天で購入↓↓↓


ブルーベリーが生きている間に挿し木で子孫を残す

筆者のInstagram「12号鉢のブルーベリーの実が小さいまま枯れ!葉が小さい!から抜いてみた|挿し木で子孫を残す」のリールへリンク

[下記はリールのキャプション(説明文)]
・60リットル鉢の健康なサザンハイブッシュのシャープブルー
・12号鉢のシャープブルー
葉が小さい!
出来た実が枯れてる!
・マルチを取って
・12号鉢のシャープブルーを抜いてみた
根鉢が出来てない!
・細かい根が全くない!
コガネムシの幼虫はもういなかった!
・シャープブルーを8号鉢に植え替えた
・細かい根が全く無く大きな挿し木状態なので負担を減らすため植え替えたシャープブルーの枝を新芽の上でカットした
・カットした太い枝を葉から15cm下を吸水面を増やす為斜めにカットする
・上部の葉は蒸散を減らす為2枚にして葉が大きかったら半分に切る
・1時間程度挿し枝を水に浸けて
・3号ポットに鉢底ネットを敷いて
・3号ポットに鹿沼土細粒を入れて
・3号ポットに水をまいて湿らせて置いて
・3号ポットの鹿沼土細粒にハシで穴をあけて
・3号ポットの鹿沼土細粒に挿し枝を挿して
・3号ポットに水をまいて
・シャープブルーの挿し木完了
軒下に置いて毎朝水まいて
3か月後根が出てたら鉢上げ

微生物農薬がオススメ

・筆者のInstagram「ブルーベリーのコガネムシ幼虫を撃退!化学農薬を使わない方法とは?」のリールへリンク

[バイオトピア水和剤]
働き:昆虫病原性線虫であるスタイナーネマ・グラセライがコガネムシの幼虫に寄生し、体内で増殖して駆除する。

[ボタニガードES]
働き:ボーベリア・バシアーナという昆虫寄生性糸状菌(カビの一種)を有効成分とする微生物農薬。カビが害虫の体表から侵入し、内部で増殖して活動を抑える。
注意点:散布時には、葉裏や害虫の生息部位に十分に薬液が行き渡るよう注意してください。

[メタリッチ]
働き:メタリジウム・アニソプリエという昆虫寄生性糸状菌(カビの一種)を有効成分とする微生物農薬。カビが害虫に感染し、体内で増殖して防除する。
注意点:施用後、土壌の深層まで微生物が行き渡るよう、深耕処理を行うことが望ましいとされています。

・筆者のInstagram「コガネムシ幼虫に悩んでる?年2回のコレで根こそぎ退治!」のリールへリンク

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