サツマイモは苗を買って植えるのが一般的ですが、実は一度育てたツルを挿し穂にして越冬させれば、翌年も苗を購入せずに栽培を続けられます。しかも、この方法を繰り返せば“何年でも”自家苗で育てられる、まさに「サツマイモの無限栽培」。
この記事では、昨年収穫したツルから越冬させた苗を使い、今年で3代目となるサツマイモ栽培の実例をご紹介します。
ツルのカット方法や越冬のコツ、春から夏にかけての苗づくり、水やりのポイントまで、家庭菜園初心者でも失敗しにくい手順を詳しく解説。
さらに、黒マルチ畝や鉢植えでの水やりスケジュール、栄養豊富なサツマイモの葉をおひたしとして楽しむ方法もお伝えします。苗代ゼロで毎年おいしいサツマイモを育てたい方は必見です。
サツマイモの無限栽培とは?
サツマイモの無限栽培とは、収穫後のツルを挿し穂として越冬させ、翌年の苗として再利用する栽培方法です。これにより、苗代を節約できるだけでなく、自分の環境に適した強い苗を毎年育てることができます。
※注意:登録品種は許可なく増やすと種苗法違反になるため、事前に登録状況を確認しましょう。

🍠 品種登録情報検索(農林水産省)
🍠 品種登録情報検索(農林水産省)
https://www.hinshu2.maff.go.jp/
↓
[品種登録データ検索 使い方] をクリック
↓
https://www.hinshu2.maff.go.jp/vips/cmm/apCMM110.aspx?MOSS=1
↓
・検索対象の「〇出願公表」と品種登録」「〇出願公表」「〇品種登録」の中から
「〇品種登録」にチェック
・「□※登録が維持されている品種だけを対象に検索を行う」をチェック
・「農林水産植物の種類」に カンショ (注1)と入力して「検索」ボタンを押すと、登録品種の一覧が表示されます。ひらがなの「かんしょ」でも検索できましたが、「サツマイモ」や「さつまいも」ではヒットしません。
(注1):表記の統一と区別: 植物の和名や品種名は、生物学の慣例としてカタカナで表記する習慣があります。品種登録データベースなどで、植物の種類を指す際には、この「カンショ」が使われます。
標準和名: サツマイモ
公的な和名: カンショ(甘藷)
🌿 分類(分類体系)
| 分類階級 | 名称 |
| 界 | 植物界 |
| 目 | ナス目 |
| 科 | ヒルガオ科 |
| 属 | サツマイモ属 |
| 種 | サツマイモ |
収穫後のツルから苗を作る方法
ツルのカットと水挿し
- 収穫したツルを20〜30cmにカット
- 水に浸かる部分の下葉を取り除く
- 容器に水を入れツルを挿す
- 約10日で発根

鉢への挿し穂
- 鉢に古い用土を入れ、たっぷり潅水
- 支柱で穴を開け、発根したツルを挿す
- 根をしっかり出してから移植すると成功率が上がります

越冬の条件と注意点
- 室温15℃以上で管理(玄関やサンルームなど)
- 地温10℃以下の場所では腐敗リスクが高まる
- 暖地(南大阪の南向き軒下など)でも越冬率は10〜20%程度
寒さ対策が重要です。


春〜夏の苗作り
春になったら屋外に出し、初夏にツルが伸びたら3節ごとにカットします。切り口を1晩乾燥させて植え付けます。この世代交代を繰り返すことで、毎年栽培可能になります。


水やりの基本
水やりは必ず株元へ。理由は以下の3つです。
- 葉やツルを濡らさず病気を防ぐ
- 葉や茎の呼吸を妨げない
- 根域に効率よく水を届けられる

黒マルチ畝での水やりスケジュール
- 8月:梅雨明け〜お盆は高温乾燥 → 3〜5日に1回夕方にたっぷり(雨なし1週間以上なら必須)
- 9月:涼しくなり降雨増 → 基本雨任せ、10日以上降らなければ夕方に1回
- 10月(仕上げ期):水を控えて甘みと貯蔵性アップ
夕方の水やりは、夜間に土温が下がり根の回復がしやすくなります。

鉢植えでの水やりスケジュール
- 8月:毎日〜2日に1回(朝または夕方)
- 9月:2〜3日に1回、土が白く乾いたら鉢底から水が出るまで
- 10月:3〜4日に1回、葉がしおれる直前に与える

サツマイモの葉を食べる
ジャガイモの葉は有毒ですが、サツマイモの葉は食用可能。おひたしにすると栄養豊富で美味しいです。
主要な栄養成分(可食部100gあたり)
サツマイモの葉は、実は“ほうれん草以上に栄養価が高い”と言われ、
アジア圏では野菜としてよく食べられています。
以下は、農研機構(NARO)や食品成分表など公的データに基づく成分です。
■ 主要な栄養成分(可食部100gあたり)
● ビタミン類
・β-カロテン:8,500〜9,000 μg→ 緑黄色野菜の中でもトップクラス。抗酸化作用が非常に強い。
・ビタミンC:30〜40 mg→ ほうれん草と同程度。加熱しても壊れにくいのが特徴。
・ビタミンB群:微量
● ミネラル類
・カリウム:600〜700 mg→ むくみ改善に役立つ。
・カルシウム:150〜200 mg
・マグネシウム:40 mg前後
・鉄:2.0 mg前後
● 食物繊維
・食物繊維:2.5〜3.0 g
● ポリフェノール
・クロロゲン酸
・ルテイン
・アントシアニン(品種による)→ 抗酸化作用が強い
■ サツマイモの葉の特徴(農家としての実感も含む)
① 茎より葉のほうが栄養が濃い
特にβ-カロテンとポリフェノールは葉の方が多い。
② アクが少なく調理しやすい
ほうれん草ほどシュウ酸が多くないので、サッと茹でるだけでOK。
③ 生長した「硬い葉」は美味しくない
収穫期(9〜10月)の先端から15〜20cmの若葉・若茎が最も美味しい。
おひたしの作り方(ほうれん草より美味い)
- 葉を摘み、茎は5cmにカット
- 塩をひとつまみ入れた湯でさっと茹でる(茎を入れ30秒後、葉を入れ30秒=>茎は60秒、葉は30秒茹でるだけ)
- 冷水で冷やし、水切り、食べやすくカット
- めんつゆで和え、かつおぶしをかける(または、かつおぶしをかけ、醤油をかけるだけ)








・筆者YouTubeの「育ててる人だけの特権!サツマイモの葉が激ウマな理由🌱🍠
」へリンク
✅ 参考になった方は高評価&チャンネル登録もお願いします♪
まとめ(動画有)
- ツルを越冬させれば苗を買わずに毎年栽培可能
- 水やりは環境に合わせて調整し、収量と甘みを高める
- 葉も食べられるため、サツマイモは捨てるところがない万能野菜
✅ 参考になった方は高評価&チャンネル登録もお願いします♪
・筆者YouTubeの「【苗代ゼロ】サツマイモの無限栽培!ツルを挿して何年も育て続ける方法と越冬のコツ🍠」へリンク
✅ 参考になった方は高評価&チャンネル登録もお願いします♪
・筆者YouTubeの「収穫ツルから3代目!? サツマイモをつなぐ再生栽培術🍠✨」へリンク
✅ 参考になった方は高評価&チャンネル登録もお願いします♪
・筆者YouTubeの「サツマイモの葉っぱ、食べられるって知ってますか?🍠簡単おひたしレシピ」へリンク
✅ 参考になった方は高評価&チャンネル登録もお願いします♪
・筆者Instagramの「収穫後のツルで3代目!今年もサツマイモ育てます🍠」へリンク
✅ 参考になった方はイイネ&フォローもお願いします♪
・筆者Instagramの「サツマイモの葉、食べられるって知ってますか?🍠」へリンク
✅ 参考になった方はイイネ&フォローもお願いします♪

