「日前宮(にちぜんぐう)」は紀伊國一之宮で創建二千六百余年。
同一境内に「日前神宮」と「國懸神宮」の二大社があり、両神宮の総称が「日前宮」です。
日前國懸両神宮の御神体は伊勢神宮の「八咫鏡(やたのかがみ)」と同時期に鋳造された天照大御神の二体の御鏡(みかがみ)であると日本書紀に記されています。
「日前神宮」は「日像鏡(ひがたのかがみ)」を御神体として「日前大神(ひのくまのおおかみ)」を奉祀しています。
「國懸神宮」は「日矛鏡(ひぼこのかがみ)」を御神体として「國懸大神(くにかかすのおおかみ)」を奉祀しています。
以下にオリジナル写真満載で紹介しています。
日前宮(にちぜんぐう)のまとめ(動画で紹介)
・日前宮(にちぜんぐう)のまとめをInstagramリールで一気に紹介しています。
日前宮(にちぜんぐう)の住所
〒640-8322 和歌山市秋月365
日前宮(にちぜんぐう)のご神徳
「日前宮(にちぜんぐう)」は紀伊國一之宮にして天照大御神を奉祀しております。
日前國懸大神は、その御別名であり、太陽の恩恵を蒙り、生とし生ける凡てのものに御蔭(神様の力添え)を戴き、日々の生活に活力を得、人々のえにし(良縁)を結び、うけい(結婚)の徳を授け、生活の基本を守る家内安全の御利益を賜ることです。
日前大神の相殿に祀られている思兼命(おもいかねのみこと)は学問の神様です。
日前宮(にちぜんぐう)の御由緒
「日前宮(にちぜんぐう)」は紀伊國一之宮で創建二千六百余年です。
同一境内に、日前神宮(ひのくまのじんぐう)と國懸神宮(くにかかすのじんぐう)の二大社があります。
両神宮の総称が「日前宮」(にちぜんぐう)」です。
神代、天照大御神が天の岩窟に御隠れになられた際、思兼命(おもいかねのみこと)の議(はかりごと)に従い種種の供物を供え、天照大御神の御心を慰め和んで頂くため、石凝姥命(いしこりどめのみこと)を治工とし、天香山(あめのかぐやま)から採取した銅を用いて天照大御神の御鏡(みかがみ)を鋳造しました。
時を同じくして鋳造された天照大御神の二体の御鏡(みかがみ)が、日前國懸両神宮の御神体として奉祀されたと「日本書紀」に記されています。
日前神宮(ひのくまのじんぐう)は「日像鏡(ひがたのかがみ)」を御神体として日前大神(ひのくまのおおかみ)を奉祀し、國懸神宮(くにかかすのじんぐう)は「日矛鏡(ひぼこのかがみ)」を御神体として國懸大神(くにかかすのおおかみ)を奉祀しております。
天孫降臨の際、三種の神器とともに両神宮の御神体も副えられ、神武天皇東征の後、紀伊國造家の肇祖に当たる天道根命(あめのみちねのみこと)を紀伊國造(きいのくにのみやつこ)に任命し、二つの神鏡を以て紀伊國名草郡毛見郷の地に奉祀せられたのが両神宮の起源とされています。
その後、崇神天皇五十一年、名草郡濱ノ宮に遷宮され、垂仁天皇十六年には名草郡萬代宮すなわち現在の場所に遷幸され、永きに渉り鎮座の地として今に至っております。
また古くから紀伊國一之宮として一般の人々からも崇敬をあつめ、両神宮の総称を「日前宮」(にちぜんぐう)とし、親しみをもって呼ばれています。
大正八年の国費による境内建物すべての改善工事によって旧観は一新され、大正十五年三月の完成をもって現在の姿となっております。
日前宮(にちぜんぐう)の鳥居・参道








日前神宮(ひのくまのじんぐう)
日前神宮(ひのくまのじんぐう)
祭神:日前大神(ひのくまのおおかみ)
相殿:思兼命(おもいかねのみこと)
石凝姥命(いしこりどめのみこと)












國懸神宮(くにかかすのじんぐう)
國懸神宮(くにかかすのじんぐう)
祭神:國懸大神(くにかかすのおおかみ)
相殿:玉祖命(たまおやのみこと)
明立天御影命(あけたつあめのみかげのみこと)
鈿女命(うづめのみこと)
















