ハーブの用土は、水はけと通気性、保水性のバランスが重要です。水はけが悪いと根腐れを起こし、通気性が悪いと根が呼吸できず、保水性が悪いと乾燥しやすくなります。
通常、ハーブを植える際は、園芸店の培養土そのままや、その培養土に赤玉土を3割混ぜたり、赤玉土:7腐葉土:3の用土を使用するのではないかと思います。
コメリさん推奨のハーブ用土の配合は、赤玉土、腐葉土、鹿沼土、パーライト、バーミキュライトの5種類の用土をバランスよく配合することで、ハーブの根がしっかりと根付き、水はけ、通気性、保水性、保肥料に優れた土壌をつくることができます。
私は、このハーブ用土でミントやレモンバームやレモングラスやラベンダー等を育ててますが、元気に育ってます。
この記事では、ちょっとこだわった手作りハーブ用土の配合とその用土を使ったハーブの鉢増しや鉢上げについてオリジナル写真満載で紹介しています。
鉢植えハーブの鉢増しの理由
2023年4月中旬
ミントやレモンバーム等のハーブを小さな鉢で育てていたら、生育旺盛ですぐ手狭になってしまったので、鉢増しすることにしした。
ちょっとこだわりのハーブ用土の配合と各用土の説明
・赤玉土:4
・腐葉土:3
・鹿沼土:1
・パーライト:1
・バーミキュライト:1
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赤玉土は、関東ローム層の火山灰土の一種で、黒土より下の層にある赤土をふるいにかけたもの。粒の大きさによって大粒、中粒、小粒などがある。水はけ、通気性、保水性がよい。しかし粒が崩れにやすい。 |
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腐葉土は、落ち葉を腐熟させたもの。養分保持力が大きく、保水性、通気性がよいので他の土と混ぜて使う。 |
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鹿沼土は、関東ローム層で採取できる土で、赤城山が噴火したときできた軽石が風化したもの。保水性と排水性だけではなく、通気性にも優れた特徴を持つ。粒の大きさによって大粒、中粒、小粒、細粒などがある。赤玉土より粒が崩れにくく形を維持しやすい。粒が大きいほど水はけがよく、小さいほど水持ちがよくなる。 |
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パーライトとは、黒曜石や真珠岩など鉱物を高温で熱することで人工的に作られた発泡体。多孔質で排水性に優れて軽量のため、土壌改良材や培養土の原料として利用される。 |
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バーミキュライトとは、蛭石を1000℃以上の高温で焼成した無菌の土壌改良材。 多孔質で非常に軽く、保水性、通気性、保肥性がある。PHもほぼ中性。 |
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ちょっとこだわりのハーブ用土の特徴
ハーブの用土は、水はけと通気性、保水性のバランスが重要。水はけが悪いと根腐れを起こし、通気性が悪いと根が呼吸できず、保水性が悪いと乾燥しやすくなる。
このこだわりのハーブ用土の配合は、赤玉土、腐葉土、鹿沼土、パーライト、バーミキュライトの5種類の用土をバランスよく配合することで、水はけ、通気性、保水性、保肥料に優れた土壌をつくることができ、しかも軽い。
ハーブの肥料
化成肥料を利用される場合は、IB化成肥料がオススメです。
IB化成肥料は、肥料がコーティングされていて効き目が緩効性で約3か月効きます。また肥料がコーティングされてますので根に肥料が直接触れてもダメージを与えません。
IB化成肥料は、苗を入手したら、いろいろ考慮せずに用土に肥料を混ぜて、苗を配合した用土にすぐ植えられます。IB化成肥料を与える量は、用土10リットルに対して約25gが目安です。
たくさんの植物を育てていて大量に使用したい場合は、下記をご参照ください。
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鉢増ししたハーブ達
2023年4月中旬
鉢増ししたペパーミント
・手狭になった鉢と底石として赤玉土の大粒を入れた鉢

・手狭になった鉢から取り出したペパーミントと根きりしたペパーミント
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・鉢増し後のペパーミント

鉢増ししたアップルミント
・10号鉢が手狭になったアップルミントと鉢底石を入れた12号鉢

・10号鉢から取り出したアップルミント

・12号鉢に鉢増し後のアップルミント

鉢増ししたレモンバーム
・12号鉢が手狭になったレモンバームと25リットル鉢

・鉢底石を入れた25リットル鉢

・12号鉢から取り出したレモンバーム

・25リットル鉢に鉢増し後のレモンバーム

鉢上げしたレモングラス達
2023年4月中旬
・半日陰にレモングラスを地植えしていたが、時々もぐらの穴ができる場所で生育が悪いので鉢上げすることにした
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・25リットル鉢に鉢増し後のレモングラス達

・筆者のInstagramの「日陰で生育の悪い地植えレモングラスの鉢上げと成長」リールへリンク
・筆者のInstagramの「真夏に水切れするレモングラスを自家製ハーブ用土で鉢増しした結果は?」リールへリンク