コガネムシ成虫対策|ブルーベリー鉢に卵を産ませない4つの方法

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鉢植えブルーベリーで本当に怖いのは 園芸用品他

6月下旬になると、庭の果樹にコガネムシの成虫が目立つようになります。

今年もついに、我が家の庭にもコガネムシが本格的にやって来ました。

コガネムシは食欲旺盛です。
葉を食べるだけでなく、熟した果実にも集まります。

今年初めて熟したブルーベリーの「ピンクレモネード」も、しっかり色づくのを待っていたら、一足先にコガネムシに食べられてしまいました。

さらに、今年初めて熟したブラックベリーも同じです。

黒く色づいた実を見つけて、食べようと手を伸ばしたら、なんとコガネムシが8匹もたかっていました。

これはさすがに見過ごせません。

ただ、鉢植えブルーベリーで本当に怖いのは、葉や実を食べられることだけではありません。

もっと怖いのは、成虫が鉢の表土に潜り、卵を産むことです。

卵からかえった幼虫は、土の中で根を食べます。

ブルーベリー鉢の中でコガネムシ幼虫が根を食べ、葉がしおれたり株が弱ったりする流れを説明した図解

ブルーベリーは細い根が多い果樹なので、根が傷むと水を吸いにくくなります。

葉がしおれたり、急に株が弱ったり、最悪の場合は枯れることもあります。

つまり、コガネムシ対策で大事なのは、成虫を見つけてから慌てることではなく、成虫が卵を産む前に、鉢の表土へ潜らせないことです。

今回は、鉢植えブルーベリーで試したいコガネムシ成虫対策を4つ紹介します。

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コガネムシ成虫対策|ブルーベリー鉢に卵を産ませない4つの方法
6月下旬になると、庭の果樹にコガネムシの成虫が目立つようになります。ブルーベリーやブラックベリーの葉だけでなく、熟した実まで食べられることがあります。ただ、鉢植えブルーベリーで本当に怖いのは、成虫が鉢の表土に潜り、卵を産むことです。卵からかReadMore...

コガネムシ成虫対策のポイントは4つ

鉢植えブルーベリーで考えたい対策は、次の4つです。

1つ目は、4mm目合いの防虫ネットで囲う方法。
2つ目は、透水性のある防草シートで鉢の表面を覆う方法。
3つ目は、1.5〜2cmほどの砕石で鉢の表面をマルチする方法。
4つ目は、2Lペットボトルを使った成虫の捕虫トラップです。

どれかひとつで完璧に防ぐというより、庭の状況に合わせて組み合わせるのが現実的です。

まずは、鉢に卵を産ませないための表土ガード対策として、防虫ネット・防草シート・砕石マルチの3つを見ていきます。

コガネムシ産卵対策

そのうえで、葉や実についている成虫を見つけたら、ペットボトルトラップで逃がさず捕獲します。

捕虫トラップ

1. 4mm防虫ネットでブルーベリー鉢を囲う

まずは、4mm目合いの防虫ネットで囲う方法です。

コガネムシ成虫が庭へ飛んでくること自体を、完全に防ぐのは難しいです。
そこで、特に守りたい鉢だけでもネットで囲い、成虫の侵入と鳥対策をまとめて行います。

例えば、60L鉢のブルーベリー「ミスティ」と「オニール」を守りたい場合。

その周囲に、12号鉢のペパーミントやスペアミントを4鉢置きます。
その4つの鉢に、2mの支柱を1本ずつ立てます。

四隅に支柱が立つ形になるので、そこへ4mm目合いの防虫ネットを張ります。

ミントは香りのある植物なので、虫よけのイメージがあります。
ただし、ミントの葉も虫に食べられます。

そのため、ミントでコガネムシを防げるとは考えない方がよいです。
あくまで主役は防虫ネットです。

ミント鉢は、支柱の土台として置くついでに育てるくらいの考え方が現実的です。

4mm目合い防虫ネットで囲む
ペパーミント鉢 スペアミント12号鉢 ミントを植えた12号鉢

春の受粉期はネットを閉め切らない

ここで注意したいのが、春の受粉期です。

ブルーベリーは、ハチなどの訪花昆虫が受粉を助けてくれます。
花が咲いている時期にネットで完全に囲ってしまうと、ハチが花に来られません。

そのため、春の花の時期はネットを開けて、受粉を優先します。

受粉が終わり、収穫期に入る6月以降は、コガネムシ成虫の産卵対策と鳥対策を兼ねて、ネットで囲います。

開花期はネットを開けて受粉を促す

ネットの裾に隙間を作らない

防虫ネットで大事なのは、裾に隙間を作らないことです。

ネットを張っても、下が浮いていると、そこから成虫が入り込む可能性があります。

鉢、クリップ、ブロックなどを使い、ネットの裾をしっかり押さえます。

コガネムシ対策では、上からの侵入だけでなく、下からの入り込みにも注意したいです。

2. 透水性のある防草シートで鉢の表面を覆う

次に、透水性のある防草シートで鉢の表面を覆う方法です。

これは、コガネムシ成虫が卵を産むために、表土へ潜れないようにする対策です。

やり方はシンプルです。

透水性のある防草シートを、鉢の縁に合わせて丸く切ります。
中心には、ブルーベリーの株元を通す切れ込みを入れます。

そして、鉢の表面にぴったり敷きます。

大事なのは、鉢の縁と株元に隙間を作らないことです。

コガネムシは、潜れそうな土の部分があると、そこを狙う可能性があります。
風でめくれたり、隙間ができたりしないように、ピンで8か所ほど固定します。

防草シート
防草シートで覆った12号鉢

黒い防草シートは夏の熱に注意

防草シートを使う場合、色にも注意します。

黒色の防草シートは、夏に熱を持ちやすいです。
ブルーベリーは浅い根が多いので、真夏の鉢表面の高温には注意したいです。

使うなら、緑色など、黒より熱を持ちにくい色のシートが安心です。

また、必ず水を通すタイプを選びます。
水を通しにくいシートだと、水やりをしても根に届きにくくなります。

ほつれにくく、長持ちする防草シートを選ぶと扱いやすいです。

長持ちする防草シートを選ぶ

3. 砕石や軽石で鉢の表面をマルチする

3つ目は、1.5〜2cmほどの砕石で、鉢の表面をマルチする方法です。

ブルーベリーの鉢の表面を、厚さ3cm程度で覆います。

表土を露出させないことで、コガネムシ成虫が卵を産むために土へ潜りにくくします。

砕石は風で飛びにくく、見た目もすっきりします。
雑草対策にもなります。

ただし、黒っぽい石は夏に熱を持ちやすいので、ブルーベリーには少し注意が必要です。

使うなら、明るめの砕石や、軽石系の資材の方が安心です。

厚さは、まず3cm程度で十分だと思います。

5cmほど厚くすると、重くなりすぎたり、土の乾き具合が見えにくくなったりします。
鉢を動かすことがある場合も、重さは意外と大きな問題になります。

この砕石マルチは、視聴者さんから教えていただいた方法です。

砕石マルチ
砕石で覆った12号鉢

実際に試すなら、防草シートと組み合わせるのもよいと思います。

下に透水性のある防草シートを敷き、その上から鉢の縁と株元に砕石を薄く載せる。
そうすると、表土へ潜らせない効果と、シートのめくれ防止の両方が期待できます。

表土に防草シート+株元に砕石した12号鉢

砕石情報

・ひゅうが土なら小粒がちょうど良いと思います。

・砕石なら5号サイズが13 mm ~ 20 mm です。ホームセンターで普通の5号砕石・バラスなら、店頭価格は20kg前後で250〜400円くらいを見ておけばよさそうです。

4. 2Lペットボトルで捕虫トラップを作る

最後は、2Lペットボトルを使った捕虫トラップです。

用意するものは、次の通りです。

・2Lペットボトル
・カッター
・ハサミ
・水
・砂糖
・酢
・酒、焼酎、ビールなど
・台所用洗剤

まず、ペットボトルの上部を切ります。
肩の少し下あたり、上から3分の1くらいの位置を目安に、ぐるっと切ります。

切り取った上側は、あとで入口として使います。

次に、切り取った上部を逆さにして、飲み口が下向きになるように、下側のボトルへ差し込みます。

イメージは、ろうと状の入口です。

中に落ちたコガネムシが、外へ出にくくなります。

誘引液の作り方

中へ誘引液を入れます。

目安は次の配合です。

・水 300ml
・砂糖 大さじ2
・酢 大さじ1
・酒、焼酎、ビールなど 大さじ1
・台所用洗剤 1〜2滴

洗剤は、虫が液の表面に浮いて逃げるのを防ぐために入れます。
入れすぎる必要はありません。

発酵した香りを出したい場合は、熟した実を少し入れてもよいです。

2Lペットボトル捕虫トラップ

ペットボトルトラップは主役ではなく補助

ただし、このトラップは、置くだけで大量に捕れるものと考えすぎない方がよいです。

コガネムシ成虫は、強い誘引液だけでどんどん集まるタイプの虫ではありません。

私の使い方としては、見つけた成虫を逃がさず落とすための捕虫容器として考えています。

朝や夕方に見回って、葉や実についている成虫を見つけたら、下にこの容器を構えます。

枝を軽く揺らすと、成虫がポトッと落ちることがあります。
そのまま容器に落とせば、逃がさず処理しやすくなります。

捕虫トラップ

設置するなら株元から少し離す

トラップを設置する場合は、ブルーベリー鉢の真横ではなく、少し離した場所に置きます。

鉢のすぐそばに置くと、逆に成虫を鉢の近くへ呼んでしまう可能性があります。

置くなら、株元から2〜3mほど離した場所。
実が色づいていて、コガネムシをよく見る場所の近くがよいと思います。

また、雨が続く日に出しっぱなしにすると、中の液が薄まったり、雨水がたまったりして、誘引力が落ちやすくなります。

仕掛けるなら、晴れの日が続くタイミングがおすすめです。
中の液は数日ごとに確認し、汚れたら交換します。

トラップ見回りポイント
トラップは晴れの日に設置

コガネムシ成虫は朝夕の見回りが大事

成虫を1匹見つけたということは、周辺にも何匹かいる可能性があります。

特に夕方から夜、または朝の涼しい時間帯は、葉や実に止まっていることがあります。

日中に飛び回っている成虫だけを見るより、朝夕に株まわりを確認した方が、見つけやすいことがあります。

見つけたら、枝を軽く揺らして捕虫容器へ落とす。
これを地道に続けるだけでも、産卵リスクを下げることにつながります。

まとめ|コガネムシ対策は「入らせない・潜らせない・逃がさない」

コガネムシ対策で大事なのは、成虫を全部来なくすることではありません。
それは現実的には難しいです。

本当に大事なのは、守りたい鉢へ入らせないこと。
鉢の表土へ潜らせないこと。
そして、見つけた成虫を逃がさず処理することです。

大事な鉢は、4mm目合いの防虫ネットで囲う。
鉢の表面は、透水性のある防草シートで覆う。
または、明るめの砕石や軽石系の資材で、厚さ3cm程度マルチする。
見つけた成虫は、2Lペットボトルの捕虫容器で逃がさない。

防虫ネットシート砕石
捕虫トラップ

この組み合わせで、コガネムシ成虫の産卵リスクを下げていきます。

ここで大切なのは、どれかひとつで完璧を目指さないことです。

ネットは成虫の侵入を減らせますが、裾に隙間があると入り込まれます。
防草シートは表土を守れますが、幹まわりが甘いと弱点になります。
砕石マルチは見た目も良く、表土を隠せますが、黒い石や厚すぎるマルチは夏の熱に注意が必要です。
ペットボトルトラップは便利ですが、主役ではなく補助対策です。

だからこそ、自分の庭で管理しやすい方法を選び、いくつか組み合わせるのが現実的です。

まだコガネムシが来ていない方は、来る前に対策するのがおすすめです。
見つけてからでは、すでに卵を産んでいる可能性があります。

鉢植えブルーベリーは、根を守ることがとても大事です。

今年の夏、大切なブルーベリーを守るために、できるところから試してみてください。

産卵孵化食害枯れる

▼動画でも詳しく紹介しています

コガネムシ成虫対策|ブルーベリー鉢に卵を産ませない4つの方法
6月下旬になると、庭の果樹にコガネムシの成虫が目立つようになります。ブルーベリーやブラックベリーの葉だけでなく、熟した実まで食べられることがあります。ただ、鉢植えブルーベリーで本当に怖いのは、成虫が鉢の表土に潜り、卵を産むことです。卵からかReadMore...
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