玄関脇にシルバーグルーンの葉のオリーブの木が植えられてたらおしゃれですよね。
カーメン君がYouTubeでザファームユニバーサル大阪を紹介していたので、話のタネに行った時に、樹形が良いオリーブに一目惚れしてお迎えしてきました。
お迎えしたオリーブは、鉢植えで1本の木に別な種類のオリーブが接ぎ木してあり、2種類のオリーブを育てなくても、なんと1鉢で実がなる、1粒で2度美味しいオリーブなんです。
下記に、オリーブのオリジナル写真満載で、オリーブの育て方を説明していますので、よかったら参考にしてください。
オリーブとは
原産地は地中沿岸地域で、シルバーグリーンの葉が特徴です。
常緑樹で、一年中緑の葉を楽しむことができます。
丈夫で、乾燥や寒さにも強く-5度程度まで耐えられます。
5〜6月頃に白い花が咲き、9〜2月頃には実が収穫できます。
シンボルツリーとして人気で、地植えはもちろん、鉢植えで玄関脇で育てられていることが多いです。

オリーブを育てる環境
日光を好むので、日あたりのよい場所で育てましょう。
オリーブの用土
pH6.5~7.0の中性付近の土壌を好みます。
「果樹・花木用の土」を用います。
自分で配合する場合は、筆者の「ガーデニングにおすすめ!オリジナルの培養土の作り方と配合例」の果樹/花木を参考にしてください。
・赤玉土:2
・腐葉土:3
・鹿沼土:2
・バーミキュライト:2
・軽石:1
鉢植えなら一握り(30g程度)の苦土石灰を混ぜ込みます。
地植えなら、1㎡あたり300~400gの苦土石灰を撒きます。
オリーブの植えつけ・植え替え時期
3月~4月
オリーブの肥料と施肥スケジュール
・筆者のInstagramの「オリーブの実を増やす!暖地の鉢植えオリーブの施肥スケジュール」のリールへリンク
花ごころ オリーブの肥料の施肥スケジュール
花ごころのオリーブの肥料は、有機質と化成肥料がバランスよく配合された緩効性肥料です。
主成分(N-P-K=4-5-2)の比率から見て、窒素(N)が低めで、リン酸(P)とカリウム(K)がバランス良く含まれているため、樹勢を維持しながら果実の生育にも適した肥料といえます。
✔12号鉢(20ℓ換算)のオリーブへの花ごころ オリーブの肥料の施肥スケジュール
施肥時期 | 目的 | 花ごころ オリーブの肥料 (g) |
2月(春肥) | 新芽の成長促進、春の生育サポート | 20~25 |
6月(花後の追肥) | 花後の栄養補給、実の肥大促進 | 20~25 |
8月(必要に応じて) | 実の成長サポート、夏バテ防止 | 10~15 |
10月(お礼肥) | 樹勢回復、翌年の成長準備 | 20~25 |
✔45ℓ鉢のオリーブへの花ごころ オリーブの肥料の施肥スケジュール
施肥時期 | 目的 | 花ごころ オリーブの肥料 (g) |
2月(春肥) | 新芽の成長促進、春の生育サポート | 50 |
6月(花後の追肥) | 花後の栄養補給、実の肥大促進 | 50 |
8月(必要に応じて) | 実の成長サポート、夏バテ防止 | 25 |
10月(お礼肥) | 樹勢回復、翌年の成長準備 | 50 |
✔施肥のポイント
✅ 2月・6月・10月に50g、8月は必要に応じて25gを施肥
✅ 鉢の縁に施し、軽く土をかぶせて水やりをする
✅ 有機質が含まれているため、じっくりと効いてくる
✅ 肥料の与えすぎを避け、適量を守る(過剰施肥は根を傷める可能性がある)
✔施肥方法
- 鉢の縁に沿って均等に撒く
直径1mの樹冠に合わせて、数か所に分けて施す。
根元には直接撒かず、鉢の縁近くに施肥することで根に負担をかけない。 - 施肥後は軽く土をかぶせる
肥料が流れ出ないようにする。 - 水やりで肥料を浸透させる
施肥後にしっかり水を与えて肥料が土に馴染むようにする。
✔追加の管理ポイント
水管理
夏は乾燥しやすいので、土の表面が乾いたらたっぷり水やり。
冬は過湿を避けるため、水やりは控えめに。
土のリフレッシュ
1~2年ごとに鉢の土の1/3を入れ替える(根詰まりを防ぎ、養分の補給をする)。
病害虫対策
梅雨前後と夏場はアブラムシやハダニに注意。
必要に応じて、自然由来の害虫駆除剤を使う。
✔まとめ
🌿 花ごころ オリーブの肥料のみで、年間の施肥管理が可能!
🌱 2月・6月・10月に50g、8月は必要に応じて25g施肥
💧 鉢の縁に施し、しっかり水やりで浸透させる
🚫 過剰施肥を避け、健康な成長を促す
この施肥スケジュールで、オリーブの健全な生育と豊かな実りを目指しましょう!✨
IB化成+硫酸カルシウムの施肥スケジュール
化学肥料は、オールインワンで済むのでお手軽です。硫酸カルシウムがなければIB化成だけでも大丈夫。
ただし、長期間の施肥で、気が付くと土がカチカチになってたりします。やばいと思ったら、それを改善してくれるのが液肥のネイチャーエイドです。
1000ml(1ℓ)の軽量カップと小さじ1/4の軽量スプーン(1.25ml)があったら便利ですよ!
・水500ml(0.5ℓ)に液肥を小さじ1/4(1.25ml杯入れたら約500倍希釈
・水1000ml(1ℓ)に小さじ1/4杯(1.25ml入れたら約1000倍希釈
とっても簡単!おおざっぱでいいんです!
やらないよりあげる方がいいに決まってる。後はそれをあなたのお花に2週間に1度程度あげるだけ!
1.化学肥料主体の欠点
(1)微生物の餌が不足する
・化成肥料は無機成分が本体なので、微生物は直接分解できません。
・土壌中の有機物が困ると、微生物の数が減り、土が疲れやすくなります。
(2)長期的に土が痩せるリスク
・化成肥料を続けると、土壌の物理性(通気性・保水性)が低下します。
・土が硬くなり、根が張りにくくなります。
2.解決策:ネイチャーエイドで補う
(1)成分
トウモロコシ由来の総合アミノ酸液肥
(2)ネイチャーエイドの役割
・微生物活性化→根の働きを助ける、栄養吸収をサポート
・土壌の団粒化→化成肥料だけでは土が硬くなりがちだが、有機成分がかかると微生物が分解しやすくなる
・根の健康促進→アミノ酸が根の活力を高める、ストレス耐性向上
✔12号鉢(20ℓ換算)のオリーブへのIB化成+硫酸カルシウムの施肥スケジュール
施肥時期 | 目的 | IB化成10-10-10-1 (g) |
硫酸カルシウム (ダーウィン5050) (g) |
ネイチャーエイド (希釈倍率) |
2月(春肥) | 新芽の成長促進、 春の生育サポート |
15~20 | 2~3 | 500倍(2週間に1回・0.5ℓ) |
6月(花後の追肥) | 花後の栄養補給、 実の肥大促進 |
15 | 2~3 | 500倍(2週間に1回・0.5ℓ) |
8月(必要に応じて) | 実の成長サポート、 夏バテ防止 |
– | – | 1000倍(2週間に1回・0.5ℓ) |
10月(お礼肥) | 樹勢回復、 翌年の成長準備 |
15~20 | 2~3 | 500倍(2週間に1回・0.5ℓ) |
✔45ℓ鉢のオリーブへのIB化成+硫酸カルシウムの施肥スケジュール
施肥時期 | 目的 | IB化成10-10-10-1 (g) |
硫酸カルシウム (ダーウィン5050) (g) |
ネイチャーエイド (希釈倍率) |
2月(春肥) | 新芽の成長促進、 春の生育サポート |
30~40 | 5 | 500倍(2週間に1回・1ℓ) |
6月(花後の追肥) | 花後の栄養補給、 実の肥大促進 |
30 | 5 | 500倍(2週間に1回・1ℓ) |
8月(必要に応じて) | 実の成長サポート、 夏バテ防止 |
– | – | 1000倍(2週間に1回・1ℓ) |
10月(お礼肥) | 樹勢回復、 翌年の成長準備 |
30~40 | 5 | 500倍(2週間に1回・1ℓ) |
✔施肥方法
・IB化成10-10-10-1(緩効性化成肥料)
2月・6月・10月に施す(1回30~40g)。
鉢の縁に沿ってばらまき、軽く土をかぶせる。
水やりでしっかり溶かし、根に吸収されやすくする。
・硫酸カルシウム(ダーウィン5050)
2月・6月・10月に施す(1回5g)。
肥料と一緒に土に混ぜ、根から吸収しやすいようにする。
カルシウム補給で樹勢を強くし、果実の品質向上に役立つ。
・ネイチャーエイド(アミノ酸・ミネラル活性剤)
2月~10月の生育期に2週間に1回散布。
500倍希釈(通常の施肥時期)。
1000倍希釈(8月など樹が弱っているときや高温時)。
葉面散布または潅水として施用。
✔補足:鉢植えオリーブの育成ポイント
- 水管理
夏場は土の表面が乾いたらたっぷりと水やりする。
冬場は過湿を防ぐため、水やりは控えめに。 - 土のリフレッシュ
1~2年ごとに鉢の土の1/3を入れ替える(古い土を除去し、新しい培養土を補充)。 - 病害虫対策
梅雨時期と夏はアブラムシやハダニに注意。
ネイチャーエイド葉面散布がストレス耐性向上に有効。
✔まとめ
年3回の施肥(2月・6月・10月)+ 必要に応じた8月の追肥
IB化成10-10-10-1で基本の栄養補給
ダーウィン5050でカルシウム補給し、樹勢と果実品質を向上
ネイチャーエイドを定期的に施し、根と葉からの栄養吸収を促進
この施肥スケジュールで、健康で実のつきが良いオリーブを育てられます!
✔ネイチャーエイドは、トウモロコシ由来の総合アミノ酸液肥です。主な成分と効果は以下の通りです:
✔成分
・保証肥料成分: チッソ3.0%、リン酸3.0%、カリ2.0%4
・pH: 3.5
・全アミノ酸量: 18.44%
・微量要素: カルシウム、マグネシウム、亜鉛などを含む
・ビタミン、有機酸も含有
含まれる主なアミノ酸:セリン、アラニン、グルシン、プロリン、バリン、スレオニン、リジン、ロイシン、アスパラギン酸、イソロイシン、グルタミン酸、メチオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、トリプトファン、チロシン、アルギニン
✔効果
1.速効性:液体肥料のため、植物が速やかに吸収可能
2土壌改善:
・土壌微生物の増殖(10倍以上)
・団粒構造の促進
3.植物成長促進:
・根量増加効果
・葉肉の厚みアップ
・活着促進・生育促進
4.栄養補給:
・低温や日照不足時の栄養補給に最適
・微量要素のキレート効果(有機酸・アミノ酸による)
5.収量・品質向上:
・収量や品質の向上が期待できる
・おいしく、栄養価の高い農作物の収穫が期待できる
ネイチャーエイドは、土壌灌注、葉面散布、定植時の根付け肥として使用でき、他の高機能液肥と混合する際のベースとしても利用可能です。
有機肥料の施肥スケジュール
✔12号鉢(20ℓ換算)のオリーブへの有機肥料のみの年間施肥スケジュール
施肥時期 | 目的 | 牛糞堆肥 (g) | 菜種油粕 (g) | 魚粉 (g) | 牡蠣殻 (g) |
2月(春肥) | 新芽の成長促進、 春の生育サポート |
220~250 | 15 | 5 | 10(細かく砕いて土に混ぜる) |
6月(花後の追肥) | 花後の栄養補給、 実の肥大促進 |
130~150 | 15 | 5 | 5 |
8月(必要に応じて) | 実の成長サポート、 夏バテ防止 |
– | – | 5 | – |
10月(お礼肥) | 樹勢回復、 翌年の成長準備 |
220~250 | 15 | 5 | 10 |
✔45ℓ鉢のオリーブへの有機肥料の施肥スケジュール
施肥時期 | 目的 | 牛糞堆肥 (g) | 菜種油粕 (g) | 魚粉 (g) | 牡蠣殻 (g) |
2月(春肥) | 新芽の成長促進、 春の生育サポート |
500 | 30 | 10 | 20(細かく砕いて土に混ぜる) |
6月(花後の追肥) | 花後の栄養補給、 実の肥大促進 |
300 | 30 | 10 | 10 |
8月(必要に応じて) | 実の成長サポート、 夏バテ防止 |
– | – | 10 | – |
10月(お礼肥) | 樹勢回復、 翌年の成長準備 |
500 | 30 | 10 | 20 |
✔施肥のポイント
① 牛糞堆肥(長期的な土壌改良)
土の団粒構造を作り、微生物の活性を促す。
鉢の表面に敷き、軽く土と混ぜる。
② 菜種油粕(窒素補給・根の発育促進)
ゆっくりと効くので、春と秋に施すのが適切。
根に直接触れないように鉢の縁に施す(未発酵だと根を傷めるため)。
③ 魚粉(速効性窒素・リン酸補給)
魚粉は速効性があるため、開花期(6月)と実の成長期(8月)に少量使用。
6月と8月に10gずつ施すことで、花や果実の成長を促す。
④ 牡蠣殻(カルシウム補給・pH調整)
長期的に効かせるため、2月と10月に多めに20g、6月には10g。
細かく砕いて土に混ぜることで吸収を早める。
✔施肥方法
- 牛糞堆肥
2月と10月に500g、6月に300gを鉢の表面に敷く。
軽く土と混ぜることで、土壌の通気性を向上。 - 菜種油粕
2月・6月・10月に30gを鉢の縁に施す。
未発酵のものは、根に直接触れないように注意。 - 魚粉
6月・8月・10月に10g。
6月は開花促進、8月は実の成長、10月は樹勢回復目的。 - 牡蠣殻
2月・10月に20g、6月に10g。
細かく砕き、土に混ぜる。
✔追加の管理
水管理
夏は土が乾燥しやすいので、水切れに注意。
冬は過湿を防ぐため、水やりを控えめに。
土のリフレッシュ
1~2年ごとに鉢の土の1/3を入れ替える(古い土を取り除き、新しい培養土を補充)。
病害虫対策
梅雨時期と夏はアブラムシやハダニに注意。
必要に応じて、台所用品で作るエコ殺菌剤・害虫駆除剤を活用。
✔まとめ
化成肥料を使わず、有機肥料だけで栄養バランスを整える。
2月・6月・10月の3回施肥 + 必要に応じて8月に追肥。
牛糞堆肥で土壌改良、菜種油粕で窒素補給、魚粉でリン酸補給、牡蠣殻でカルシウム補給。
有機肥料はゆっくり効くため、適切な時期に分けて施すことが重要。
この施肥スケジュールで、化学肥料なしでも健康なオリーブを育てられます!
肥料を与える時期と肥料の量の参考情報
※オリーブの肥料の目安(カインズさん参考)
[鉢植え]
サイズ | 寒肥(2月) | 夏肥(6月) | 秋肥(10月) |
6~8号 | 20g | 5g | 15g |
9~11号 | 50g | 20g | 30g |
12号以上 | 100g | 40g | 60g |
[地植え]
樹齢 | 寒肥(2月) | 夏肥(6月) | 秋肥(10月) |
3年以下 | 45g | ー | 30g |
3~5年 | 75g | ー | 50g |
5~10年 | 150g | ー | 100g |
10年以上 | 300g | ー | 200g |
オリーブの剪定
3月~4月、9月~10月
オリーブの実の渋抜きと塩漬け方法
・筆者のInstagramの「オリーブの実の渋抜きと塩漬け方法」のリールへリンク
下記は筆者のInstagramの「オリーブの実の渋抜きと塩漬け方法」のキャプション
オリーブの実の渋抜きと塩漬け方法
2023年月12月上旬
@kittoyoigarden[オリーブの実の渋抜き方法]
◆熟したオリーブの実が多くて次期的に遅かったけど
まずは収穫
2023年月12月上旬
◆収穫したオリーブの実を水洗いして
◆オリーブの実に包丁で切れ目を入れて水につ浸けます
◆1週間毎日水をかえて渋抜きします[オリーブの実の塩漬けの材料]
◆1週間毎日水をかえて渋抜きしたオリーブの実
◆ローズマリー
・ローズマリーを収穫して
・ローズマリーを水洗いして
◆オリーブオイル
◆10%食塩水
・500ccの水に
・食塩を50g入れて
・沸騰させて食塩を溶かして
・冷やした食塩水[オリーブの実の塩漬け方法]
https://www.instagram.com/reel/C00-SFXSWei/
◆渋抜きしたオリーブの実をビンにつめて
◆渋抜きしたオリーブの実食べてみた
渋抜きしたから味がない
◆ビンに冷やした食塩水を入れて
◆風味づけにローズマリーを入れて
◆オリーブオイルでふたをして
◆ビンにキャップをして3週間待てば
オリーブの塩漬け完成
オリーブのまとめ
オリーブは、シルバーグリーンの葉が特徴です。
常緑樹で、一年中緑の葉を楽しむことができます。
丈夫で、乾燥や寒さにも強く-5度程度まで耐えられます。
シルバーグルーンの葉が綺麗ですので、シンボルツリーとして、まずは鉢植えで玄関脇で育ててみてはいかがでしょうか。

オリーブの動画
・筆者のInstagramの「雨が降ったのにオリーブの実がシワシワ2023年月10月上旬」のリールへリンク
・筆者のInstagramの「3週間塩漬けしたオリーブの実をピザトーストにトッピングした味は?|オリーブの実の渋抜きと塩漬け方法」のリールへリンク
・筆者のInstagramの「塩漬けオリーブの実をピザトーストにトッピング |オリーブの実の渋抜きと塩漬け方法|オリーブの実の渋抜きと塩漬け方法」のリールへリンク